#勝手に社内リレーPLAYBACK vol.64
光文社新書のTwitterで月〜金につぶやいている「#勝手に社内リレー」を厳選プレイバックしていくこちらの連載。光文社古典新訳文庫のツイートを受け、光文社新書が「勝手に」ひもづけて、あるいはこじつけて既刊本をご紹介していきます! 担当・田頭の「勝手な」ふり返り付き。
『高慢と偏見』→『相続地獄』
担当の自己採点★★★★ たぶんこれはこれで一冊のテーマになるはずですが、19世紀の英文学は「相続」の話が大好きですよね。『嵐が丘』『ミドルマーチ』『ジェイン・エア』『荒涼館』…そのもの『大いなる遺産』なんてタイトルもありました。
『クリスマス・キャロル』→『お金のために働く必要がなくなったら、何をしますか?』
担当の自己採点★★★★ この小説に感動するような純真さは子どもの頃にも持ち合わせていませんでしたが、それでもすごく巧い小説だという感想はいだいたものでした。本で読むと醒めるタイプですが、実は映画版だとどれを観ても素直にいいなと思います。好みは1951年版。
『イタリア紀行』→『税金下げろ、規制をなくせ』
担当の自己採点★★★★ ふだん駄洒落を口にすることはほとんどないのですが、たまにはね。世の中冗談みたいなことばかりですし。
『消しゴム』『すべては消えゆく』→『ケトン食ががんを消す』
担当の自己採点★★★ 個人的にロブ゠グリエの小説は得意ではないのですが、彼が小説について書いたテキストは面白いです。なるほどこれが前衛ってやつなのかと。『新しい小説のために』『もどってきた鏡』、図書館でどうぞ。
『幸福な王子/柘榴の家』→『人生相談「ニッポン人の悩み』
担当の自己採点★ ワイルドからのこの流れは、よくわからなかったですね。猛省。タイトルからはまったく想像もつきませんが、池田先生のご著書は人生相談を社会学的に分析している内容になります。