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【名言集】光文社新書の「#コトバのチカラ」 vol.22


マイク・モラスキー『日本の居酒屋文化』

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〈第三の場〉では肩書がほとんど関係なくなる。店内の雰囲気を害しない限り、特別な責任も伴わない。そして、何よりも個人として扱ってもらえるからこそ、常連客にとってその店が日常生活のなかのきわめて大事な居場所となる。


五十嵐太郎『現代建築のパースペクティブ』

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丹下健三や前川國男のように著名なモダニズム建築家ではない。ゆえに、当時の建築雑誌をめくっても、ほとんど登場しない。それこそ「プロジェクトX」ではないが、無名の男たちによるモダニズムの底上げとして国鉄建築は再評価に値するのではないか。


島村菜津『スローシティ』

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戦後は、復興でそれどころではなかったというのなら、これから創ればいい。そろそろ日本にも、駅に着いたとたんはっとするような美しい町並みや、港に降り立ったとたんうっとりするような島が、生まれてもいい頃だ。


岩瀬博太郎『死体は今日も泣いている』

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死因究明は、諸刃の剣である法を制御し、間違いなく執行するために必要不可欠であり、その国が真の法治国家と言えるかどうかの根幹にかかわる重要な問題です。また、臓器提供の有無にかかわらず、正確な死因を突き止めることは、死者の尊厳を守るための第一歩です。


髙橋秀実『男は邪魔!』

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早い話、男はひとりよがりなのだ。ひとりよがりがひとりよがりを競うように社会をつくってきたからいつまでも問題が解決しない。


山口創『子供の「脳」は肌にある』

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何でも体を使って確かめたくてたまらないような意欲あふれる体、小さな違いでも見分けられるような感性豊かな体。体というのは、想像以上に素晴らしい能力を秘めている。それを生かすも殺すも、小さいころからの体そだてにかかっている。


高橋博之『都市と地方をかきまぜる』

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成熟した民主主義社会には、独裁者のような倒すべき明確な「敵」が存在しない。私たちが貨幣と票で選んだ結果が、目の前の経済社会に立ち現れている。つまり今日の日本の姿は、私たち自身の姿なのだ。



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