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『段落論』を読んで、自分のnoteの文章が(たぶん)読みやすくなったことを実感した

こんばんは、note担当の田頭です。

光文社新書の2月刊が店頭に並んでいます。今回はその中でも石黒圭先生の新刊をご紹介したいと思います。

石黒先生といえば、光文社新書ではおなじみの先生。文章は接続詞で決まる』『「読む」技術…これまで日本語についてたくさんの新書を書いていただきました。

今回の新刊のテーマはずばり「段落」。書名もスパッと『段落論』です。

段落とは何ぞやという定義から始まり、段落をしっかり意識するだけで、読み書きだけでなく、実は聞く力や話す力まで伸ばすことができる…ととても丁寧に書かれている本なのですが、さて、ここまで読んでいただいてどうでしょうか、スルスルっと読んでいただけたのではないでしょうか。

これは本書の第八章で論じられていることの実践なんですが、このnoteの文章、実は段落の切り替え箇所を改行と併せて一行空けているのです。紙の縦書きの場合だといちいちスペースを空けたりはしませんが(紙には「紙幅」とか「ページ数」という物理的な制約がありますからね)、スマホなりPCのモニター上で文章を読むときは、かたまりごとに1行空いているほうが意味もつかみやすいし、何より読みやすい。これって実は「段落」的に文章を書いているということだったんですね。

石黒先生は、他にもこのデジタル時代の新しい「段落」の例を挙げられています。先ほどのnoteと似た話でいうと、メールの文章も今や段落ごとに1行空けたりしますよね。なるほどこういうメールをもらうと、思考が整理された仕事のできる人だなって気がする(笑)。他にはツイッター。ご存じのようにツイートには140字の制約がありますが、「ツイートを追加する」を選んで連続でつぶやくと、これまた140字の「段落」がスレッドに続いていくことになり、それはもうちゃんとした文章を書いているのと同じなわけです。

あるいはLINEのふきだしも、新時代の「段落」であると石黒先生は指摘されています。言われてみると、たしかにLINEは話の流れが整理されて見えますし、わかりやすい。たとえば新R25さんのインタビュー記事なんて、このふきだしの「段落」的機能をうまく使って長いテキストを抵抗なく読ませているんだなあと改めて実感します。↓↓↓

飯尾さんも不機嫌なときがあるんですね…

いかがでしょうか。まさに「日本語のわかりやすさ」の鍵を握る「段落」について、もっと知りたくなってきますよね。少なくとも私はnoteで記事を書くときに、本書の内容をビンビンに意識していきたいですね。間違いなく自分の日本語力が上がりそうですし、noteで発信していくうえでの大きな力になってくれる予感でいっぱいです。

最後に石黒先生が書かれた興味深いお話をひとつ。「段落」といえば当たり前のように文頭を1字下げるものと(特に縦書きの場合は必ず)小学校の国語の授業で習いますが、これは紙特有のカルチャーだというんですね。

一方で私のこの文章は、なんとなくデジタル的な感覚にならって1字下げをしていません。ブログやツイッターでも下げない人が圧倒的な多数派でしょうし、ハフポストやバズフィード、あるいはMERYあたりのウェブメディアをのぞいてみても同様でした。

ところがヤフーの記事はそのほとんどがしっかり下げているというのが本書でのご指摘。コメントのほうに下げている人がいないのと対照的に、です。あるいは新聞社のウェブサイトや文春オンラインを見ると、やっぱりちゃんと1字下げを守っています。ちなみにnoteだとまちまちな印象です。意外とこういうところに書き手の嗜好や世代が出ちゃいそうで、今後意識して見てしまいたくなるポイントですね。


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