マガジンのカバー画像

パパの家庭進出が、ニッポンを変えるのだ!

24
ソーシャルマーケター、そしてnoteの人気クリエイターの前田晃平さんが、光文社新書noteに登場。パパになって初めて気づいた日本社会の不平等を、エモい実体験とカタいデータを組み合… もっと読む
運営しているクリエイター

#子育て支援

少子化の原因を超長期トレンドでみたら、家族の多様性が不可欠なことが判明した

ついにキタ。 2019年、日本人の国内出生数は86.4万人となり、初めて90万人を割りました。 永江一石さんもブログで書かれていますが、本当にヤバイ。 あと15年で九州と四国の人口分が消滅する日本。 この10年の人口減少は400万人だが、 これからの10年では800万人減り、 そのあとの10年では1000万人近く減る。 自分もだし、娘なんてもっと過酷な状況を生き抜いていかねばならんのかと思うと憂鬱になってしまうわけですが それに拍車をかけるのは、政治家の方々のあまり

現代の「家族のあり方」をありのまま受け入れたら、まちが元気になった話

いま、兵庫県明石市が熱いのです。 明石市は淡路島の北、神戸市の西に位置する典型的なベットタウン。 一見、どこにでもある普通のまちですが… 急速な少子化が進む日本にあって、明石市では合計特殊出生率(※)が徐々に回復し、最新の調査でついに1.70になりました(2018年度)。 ※ : 一人の女性が15歳から49歳までに産む子供の数の平均 全国平均はむしろ悪化して1.42に。兵庫県全体では1.44、東京都は1.20 政府が目指す1.8は年々 遠のくばかりなのに…❗️

徹底した子育て支援はリッチな都市でしか実現できない?明石市長が覆した政治家の常識

今自分の中で最高にイケてるまちのひとつ、兵庫県明石市。 関西に馴染みのない人はピンとこないかもしれませんが、兵庫県の南に位置していて、淡路島のすぐ北。なんとあの源氏物語の舞台でもある歴史あるまちです。 なにがイケてるって、一般的には「票にならない」と言われている子育て支援(※)を街づくりの核にして次々と独自の施策を打ち出し、そして見事に子育て世帯をまちに集めて人口を右肩上がりで増加させているところ。合計特殊出生率も回復しています! それは、2011年に泉房穂氏が市長に就