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農家はもっと減っていい 淘汰の時代の小さくて強い農業

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久松農園代表で、農業界指折りの論客である久松達央氏が、日本の農業の問題点をエビデンスに基づき、ロジカルに、実体験もふんだんに盛り込み、忖度なしで解説。プロフィールはこちら:㈱久松…
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久松達央著『農家はもっと減っていい』より「はじめに」と目次を公開します。

久松達央著『農家はもっと減っていい』より「はじめに」と目次を公開します。

はじめに

「GDPのわずか2%に過ぎない農業が、工業製品の輸出を妨げている。農産物の関税など撤廃して、農業がだめになったら食料は輸入すればいい」

こんな意見を今の若い人が聞いたらびっくりするかもしれません。自動車や半導体で日本の貿易黒字が拡大し、日本の農産物市場が強い開放圧力を受けていた1980年代には、メディアにもこのような意見が盛んに登場していました。

農民や業界団体は、輸入自由化反対の

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