2500年前から「恋愛」はややこしい―鈴木隆美著『恋愛制度、束縛の2500年史』より
光文社新書編集部の三宅です。今回はやや古い本の紹介です。鈴木隆美著『恋愛制度、束縛の2500年史』。刊行は2018年12月ですが、いまだ根強いファンがいます。個人的にとても好きな本で、もっと多くの人に読んでもらいたいと常々思っています。ちなみに著者の鈴木さん、大学教員兼アルゼンチンタンゴダンサーという、ユニークな属性をお持ちです。
恋愛というのは、人間にとって大きな悩みの種です。どうすればうまくいくのか、親も学校も教えてくれません。しかし、惹きつけられて止まないものであり、