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私の光文社新書

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どんなに些細なことでも、どんなに短い言葉であっても構いません。お手にとったとき役立ったり、感動したり、人生が変わるきっかけになったりした光文社新書の1冊について、ぜひみなさんだけ… もっと読む
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#読書感想文

「#私の光文社新書」の投稿をお待ちしています!

「#私の光文社新書」の投稿をお待ちしています!

光文社新書は、2001年の刊行以来、おかげさまで1000点を突破!みなさんのご愛読に心から感謝いたします!

せっかく編集部として新しいチャレンジがはじまったこの機会ですので、このnote上で
#私の光文社新書というテーマでみなさんの投稿を大募集させていただきます

どんなに些細なことでも、どんなに短い言葉であっても構いません。お手にとって役に立ったり、感動したり、人生が変わるきっかけになった

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ネストリウス派→アッバース朝(バグダード)→ヨーロッパ(トレド)という流れ~『イスラムがヨーロッパ世界を創造した 歴史に探る「共存の道」』(宮田律著、光文社新書)を読んで

ネストリウス派→アッバース朝(バグダード)→ヨーロッパ(トレド)という流れ~『イスラムがヨーロッパ世界を創造した 歴史に探る「共存の道」』(宮田律著、光文社新書)を読んで

 ネストリウス派(景教)について調べているうちに、イスラムとかアラブ世界についての認識不足を改めて実感するようになり、もう少しイスラムの世界について知りたいと思っていたところ、光文社のnoteで『イスラムがヨーロッパ世界を創造した 歴史に探る「共存の道」』が新書として出版されるという記事を読んだ。目次を見たら、面白そうだったので、早速読んでみた。(目次はここで見られます↓)

「なるほど~」と思う

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【祝交流戦優勝】ヤクルト髙津監督は言葉の解像度が高いと思う (「一軍監督の仕事」「二軍監督の仕事」)

【祝交流戦優勝】ヤクルト髙津監督は言葉の解像度が高いと思う (「一軍監督の仕事」「二軍監督の仕事」)

 小学校のときに初めて買ってハマった「実況パワフルプロ野球’98開幕版」がきっかけで、東京ヤクルトスワローズのファンです。

 1997年にスワローズが日本一になっています。
 確か、ゲームでは、先発が石井一、田畑、川崎とかでリリーフエースが伊藤智、高津になってた記憶です(伊藤智がルーキーのときは先発だったのを最初知らなかった)。バッターは飯田、土橋、稲葉、ホージーとかがいました(稲葉が内外野両方

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【ヒゲのおめがね本#2】劣化するオッサン社会の処方箋

【ヒゲのおめがね本#2】劣化するオッサン社会の処方箋

【ヒゲのおめがね本】とは、ヒゲめがねが読んできた本の中から「これは人にお勧めしたいな」と思えたものを勝手に紹介していくシリーズ。ヒゲめがねが紹介した本が、皆さんの世界が拡がる何かしらのきっかけになったら嬉しいな、と。

今回ご紹介するのは、コチラ。
気になった方は、ぜひお手に取って読んでみて下さい。

【概略】
『いけてないオッサン思考』が、何故生まれてしまうのかの背景と、そんなオッサンにどう対処

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【読書感想】映画を早送りで観る人たち

【読書感想】映画を早送りで観る人たち

こんにちは、天音です。

稲田豊史さんの『映画を早送りで観る人たち』(光文社新書)を読了しました。

話題の書ではないでしょうか。
ファスト映画を公開していた男女の提訴が決定したことで、“ファスト映画”を具体的に取り扱った本書も一層注目されましたね。

映画や動画などの映像を倍速・10秒スキップでみることの原因や、その目的に切り込んだ本書。映像作品をコンテンツとして、“鑑賞”ではなく“消費”する現

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私がやっているのは「鑑賞」なのか「消費」なのか?ーミニ読書感想「映画を早送りで観る人たち」(稲田豊史さん)

私がやっているのは「鑑賞」なのか「消費」なのか?ーミニ読書感想「映画を早送りで観る人たち」(稲田豊史さん)

ライター稲田豊史さんの「映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレーーコンテンツ消費の現在形」(光文社新書)が、ここ最近読んだ本の中で断トツに面白かった。さらに、現代の映画や漫画、小説などの文化と我々受け手の行動に関して考えるために非常に重要な指摘に溢れていた。タイトル通り、なぜ最近、映画を倍速などの早送りで視聴する人がいるのか?この疑問を「鑑賞」と「消費」の対比によって解きほぐし、ある種の

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『上野先生、勝手に死なれちゃこまります』を読んで

『上野先生、勝手に死なれちゃこまります』を読んで

上野千鶴子 古市憲寿 光文社新書 2011年出版

 地元の図書館の棚にあったから借りて読んだ。

 だいぶ前に大変売れた本だと記憶しているが、今更ながら私も自分の親の介護などが気になってきたから、この本読んでみた方が良いと思った。

 前半は介護保険などの日本のシステムについての記述あり。介護保険が2000年に施行されたなんて、ほんとに最近できたシステムだということをこの本で知った。親の介護はま

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感想「映画を早送りで観る人たち」

感想「映画を早送りで観る人たち」

稲田豊史「映画を早送りで観る人たち」Twitterのタイムラインで今、ある本が話題となっている。

それが「映画を早送りで観る人たち」である。本書は元映画配給会社ギャガの職員で、キネマ旬報社のDVD業界誌の編集長をも経験している稲田豊史が現代ビジネスに寄稿した内容を加筆編集したもの。

映画ファンの間では、定期的に映画を早送りで観ることに対して物議を醸している。しかし、2021年に映画を無断で圧縮

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もう一つの資本主義経済。『「その日暮らし」の人類学』小川さやか

もう一つの資本主義経済。『「その日暮らし」の人類学』小川さやか

小川さやか先生の文化人類学入門。新書サイズでコンパクトながら、ちょっと硬派で、文化人類学の先行研究とかをしっかり勉強することができます。もちろん、こういう学術的な部分を読み飛ばしてもOK。

Living for Todayとは、その日その日を生きること。日本で暮らしていると、一日一日の積み重ねが一ヶ月で、一年で、といったことには無頓着になります。今日と同じ明日が来ると思ってしまいがちだし、1年後

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私たちは〝成功〟の最短ルートばかりを探しがちなのかもしれない

私たちは〝成功〟の最短ルートばかりを探しがちなのかもしれない

新入社員の私はただいま研修中。つい先日、先輩記者の森中さんの取材に同行することになりまして、対談のテーマとなる稲田豊史さんの著書『映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレ―コンテンツ消費の現在』(光文社新書)を拝読しました。結論からいうとめちゃくちゃ刺さった!!(新入社員・浅井万咲)

私たちは「間」を楽しめない!?私自身は映画を早送りで観たことはない。だが家で映画を観ているとかなりの高頻

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【感想】書籍『映画を早送りで観る人たち』

【感想】書籍『映画を早送りで観る人たち』

昨年3月頃、SNS上でバズった現代ビジネスの1本の記事。

映画好きは「何だその鑑賞の仕方は!けしからん!」と怒り、倍速視聴派は「うるせぇ!映画ぐらい好きに見させろ!」と怒り返していた(どっちも私の偏見を含みます)
バズった余波はTwitterに留まらず、長文で意見を述べているブログやそれこそnote記事も少なくなかった。
そんな風に大バズりしたおかげなのか、そこから連載のような形で深掘り記事が書

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鑑賞と消費

鑑賞と消費

 映画と本の違いはなんだろう、と考えたときに、設定時間の有無があげられる。
 映画には、100分、120分と、作品の長さが時間で決まっていて、どんな人が鑑賞しようと規定の時間で見終わる。
 一方、本の場合は、同じ書籍でも、人によって読み終わるタイミングが異なっており、作品の時間的長さが設定されているわけではない。速読や精読など、読書の仕方にバリエーションがあることからも、その特徴が見てとれる。

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【読書感想】感染症という視点から文学と哲学を読み解く

【読書感想】感染症という視点から文学と哲学を読み解く

こんにちは、Yukiです。

今回は、福嶋亮大さんの『感染症としての文学と哲学』をご紹介します。

このような状況になってから感染症というテーマに興味を抱いていたところ、丁度合致するような本が出ました。そして期待通り、いやそれ以上に本書は面白かったです。

全部を紹介することはできないので、いくつかに絞って面白かったポイントを紹介したいと思います。

本の内容と感想まず、本書は感染症が文学と哲学に

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「良いニュース」(良質のコンテンツ)を送り出すことがポイントなんだけど、それを支えるメディアがあり得るかという問題も…:読書録「ニュースの未来」

「良いニュース」(良質のコンテンツ)を送り出すことがポイントなんだけど、それを支えるメディアがあり得るかという問題も…:読書録「ニュースの未来」

・ニュースの未来
著者:石戸諭
出版:光文社新書(Kindle版)

例によってAmazonさんのセールで購入してしまいましたw。(300円)

毎日新聞社で10年を過ごし、BuzzFeedで2年、その後フリーライターとして雑誌を主戦場に活躍している作者による「ニュース論」「ジャーナリスト論」…といったところでしょうか。

新聞、ネット、雑誌等、メディアがどうあれ、コンテンツとしての「ニュース」は

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