あなただった、かもしれないわたし #読書の秋2020
数年前、私が定期的に参加していた読書会のクリスマスパーティーで、この本「目の見えない人は世界をどう見ているのか」をはじめて見た。
思い思いの本を持参して、プレゼント交換するのが恒例で、パーティーの目玉企画の一つだった。私はどうしてもその本が欲しいと思ったけれど、フォークダンス方式で回っていったその本は、私の手を素通りし、別の人の手の上でとまった。タイトルをメモっておいたけれど、そのメモにはすでに沢山のタイトルが殴り書きしてあるし、積ん読は自己増殖を続けている。私はこの本の存