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#勝手に社内リレーPLAYBACK vol.73

光文社新書のTwitterで月〜金につぶやいている「#勝手に社内リレー」を厳選プレイバックしていくこちらの連載。光文社古典新訳文庫のツイートを受け、光文社新書が「勝手に」ひもづけて、あるいはこじつけて既刊本をご紹介していきます! 担当・田頭の「勝手な」ふり返り付き。

『スッタニパータ』→『お経のひみつ』

担当の自己採点★★ だらだら過ごしている日曜の午前中、ゴロゴロしながら『スッタニパータ』をなにげなく開くと、“怠慢は汚れであり、汚れは怠慢から生まれる”という一節が目に入ったので、慌てて床掃除などをしてみました。


『シークレット・エージェント』→『未来は決まっており、自分の意志など存在しない。』

担当の自己採点★★★ 『シークレット・エージェント』はこのとき初めて読みましたが、梶山季之的といいますか、非常にスリリングで一気に読了しました。梶山同様に、コンラッドは舌を巻くほどの才筆だなと思います。


『法王庁の抜け穴』→『名作の書き出し』

担当の自己採点★★★★  後輩から、この「#勝手に社内リレー」の『名作の書き出し』登場率が高いのではないかという指摘を受けましたが、その通りです。書き出しのない本はないので、万能なんですよね(笑)。


『ほら吹き男爵の冒険』→『中国が世界を牛耳る100の分野』

担当の自己採点★ これはいかにも冗長で冴えない返しでした。猛省します。


『ご遺体』→『喪失学』

担当の自己採点★★★ 初めて読んだ小林章夫先生の著作は『イギリス紳士のユーモア』(講談社現代新書、現在は講談社学術文庫)でしたが、調べてみるとこちらは41歳のときに書かれたものだったんですね。この闊達で洒脱な文体はすごい…! お亡くなりになられたことが非常に残念です。


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