
#勝手に社内リレーPLAYBACK vol.73
光文社新書のTwitterで月〜金につぶやいている「#勝手に社内リレー」を厳選プレイバックしていくこちらの連載。光文社古典新訳文庫のツイートを受け、光文社新書が「勝手に」ひもづけて、あるいはこじつけて既刊本をご紹介していきます! 担当・田頭の「勝手な」ふり返り付き。
『スッタニパータ』→『お経のひみつ』
そんな難解なイメージのお経と、仏教の世界をわかりやすく解説しているのはこちら📜
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) March 29, 2022
📖島田裕巳/お経のひみつ (光文社新書) https://t.co/6L3plbwpys#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/C11kiL5lXU
担当の自己採点★★ だらだら過ごしている日曜の午前中、ゴロゴロしながら『スッタニパータ』をなにげなく開くと、“怠慢は汚れであり、汚れは怠慢から生まれる”という一節が目に入ったので、慌てて床掃除などをしてみました。
『シークレット・エージェント』→『未来は決まっており、自分の意志など存在しない。』
こんなにツイートが遅くなってしまったのも、あらかじめ決まっていることなのでこちら💁♂️
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) March 30, 2022
📖妹尾武治/未来は決まっており、自分の意志など存在しない。~心理学的決定論~ (光文社新書) https://t.co/gvv2RSyAuR#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません#遅くなってすみません https://t.co/vX9xtQbNir
担当の自己採点★★★ 『シークレット・エージェント』はこのとき初めて読みましたが、梶山季之的といいますか、非常にスリリングで一気に読了しました。梶山同様に、コンラッドは舌を巻くほどの才筆だなと思います。
『法王庁の抜け穴』→『名作の書き出し』
この小説で描かれる「理由なき殺人」について考えていると、印象的な一文から始まるカミュ『異邦人』のことを思い出さずにはいられないのでこちら☀️
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) March 31, 2022
📖石原千秋/名作の書き出し~漱石から春樹まで~ (光文社新書) https://t.co/beH8Fsmpjc#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/aUV79EhoZ6
担当の自己採点★★★★ 後輩から、この「#勝手に社内リレー」の『名作の書き出し』登場率が高いのではないかという指摘を受けましたが、その通りです。書き出しのない本はないので、万能なんですよね(笑)。
『ほら吹き男爵の冒険』→『中国が世界を牛耳る100の分野』
かつて新華社通信が、エイプリルフールについて中国の価値観に合わないから便乗して嘘をつかないようにと呼びかけたのは、しみじみ味わい深い冗談に聞こえるのでこちら🤥
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) April 1, 2022
📖高橋五郎/中国が世界を牛耳る100の分野(光文社新書) https://t.co/GvoaYUxwgq#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/1v060empCp
担当の自己採点★ これはいかにも冗長で冴えない返しでした。猛省します。
『ご遺体』→『喪失学』
『最愛の人』『愛されたもの』と訳されてきた原題“The Loved One”を、ウォーばりのブラックなユーモアで『ご遺体』と訳した故小林章夫先生を偲んでこちら😌
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) April 4, 2022
📖坂口幸弘/喪失学~「ロス後」をどう生きるか?~ (光文社新書) https://t.co/GANv8QLvEa#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/UXjkBcRkfj
担当の自己採点★★★ 初めて読んだ小林章夫先生の著作は『イギリス紳士のユーモア』(講談社現代新書、現在は講談社学術文庫)でしたが、調べてみるとこちらは41歳のときに書かれたものだったんですね。この闊達で洒脱な文体はすごい…! お亡くなりになられたことが非常に残念です。