見出し画像

【名言集】光文社新書の「#コトバのチカラ」 vol.104

バックナンバーはこちら


笹山尚人『人が壊れてゆく職場』

【1】第104回

「こんな社会」になってしまったことに、労働者の側に責任はない。しかし、「こんな社会」で働いて生きていく以上、自分の心身を守り、自分の家族の生活を豊かなものにしていくことは、自分で考え実践しなければならないこともまた確かだ。


中野京子『名画で読み解く ロマノフ家12の物語』

【2】第104回

どこよりもロマノフ王朝の終わり方が衝撃的なのは、連綿と続いてきた不気味な秘密主義に根ざしているからでしょう。水面下で密やかに物事が処理されるため、人々はもはや公式発表も通達も信用しなくなる。


読売新聞東京本社経済部『ドキュメント 金融庁vs.地銀』

【3】第104回

今後求められるのは、一部のお金持ちが余ったお金を使ってしてきた、増える時は一気に増えるが、減る時はがくんと減るバクチのような投資ではない。日々の暮らしの中で少しでも浮かせたお金をこつこつと蓄え、着実に増やしていくことだ。


浅羽通明『新書で大学の教養科目をモノにする 政治学』

【4】第104回

政治を始めとする社会全般に対して、「かくあるべき」と怒るのではなく「どうならざるをえないのか」「どうなりがちなのか」をまず知ろうとする。いわば、人間が織りなす世の中をも自然現象のように捉えられないか試みる。ここから「社会科学」が始まります。


山際素男『チベット問題』

【5】第104回

中国側に即した反論は山ほどあるだろう。だが、一言いっておこう。それらの反論を真実なものとして証明したいなら、チベットを自由に歩かせ、自由に人々に会わせ話させるがいい。それを拒絶する体制の吐く言葉など一言なりとも私は信用しない。


石渡嶺司『就活のコノヤロー』

【6】第104回

就活が中盤になっても内定がもらえない学生は、だまされたと思って社会人と話す機会を作るようにしてみてはいかがだろうか? 私は勝手に「就活負け組の一発逆転方程式」と命名している。大丈夫、だまされても損をするのはお茶代くらい。ぜひ試していただきたい。


森永卓郎『相続地獄』

【7】第104回

人間関係のほころびやほつれを普段からまめに修復しておかなければ、相続が”争続”の泥沼に陥り、ただでさえまずかった身内の人間関係が完全に分断されてしまう。とにもかくにも、根本的に大切なのは人間関係なのだ。




みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!

光文社新書ではTwitterで毎日情報を発信しています。ぜひフォローしてみてください!