
#勝手に社内リレーPLAYBACK vol.66
光文社新書のTwitterで月〜金につぶやいている「#勝手に社内リレー」を厳選プレイバックしていくこちらの連載。光文社古典新訳文庫のツイートを受け、光文社新書が「勝手に」ひもづけて、あるいはこじつけて既刊本をご紹介していきます! 担当・田頭の「勝手な」ふり返り付き。
『狭き門』→『教養としての聖書』
「狭き門」を真に味わうには、やはり大前提として聖書についてちょっとは知っておきたいのでこちら📚
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) January 13, 2022
📖橋爪大三郎/教養としての聖書 (光文社新書) https://t.co/DZ9enRvew8#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/RR7ZNLjNIi
担当の自己採点★★★★ やや難解だからか、ジッドは昔ほど人気のある作家でもない気がするのが残念なところですが……。以下の、訳者である中条省平先生の「あとがきのあとがき」が充実していて勉強になるので、ぜひご一読ください。https://www.kotensinyaku.jp/column/2015/03/006480/
『女の一生』→『松竹と東宝』
日本の『女の一生』といえば杉村春子演じる文学座の看板演目のことだったけれど、近年では松竹が大竹しのぶ主演で舞台化したことが記憶に新しいのでこちら🎍
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) January 14, 2022
📖中川右介/松竹と東宝~興行をビジネスにした男たち~ (光文社新書) https://t.co/lK1zvCwf4A#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/Wtc4Rq6rWJ
担当の自己採点★★★★ 文学座/松竹の『女の一生』は劇作家の森本薫作ですが、実は岩波新書でも伊藤比呂美さんが同名の新書を出していらっしゃいます。先週の『饗宴』と同じく、シンプルながら、それだけ普遍的ないいタイトルだということでしょうか。
『白い牙』→『紀州犬』
狼の血を引くという犬のお話はこちら🐕🐺
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) January 17, 2022
📖甲斐崎圭/紀州犬~生き残った名犬の血~ (光文社新書) https://t.co/fq6EX8ls3W#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/j5RABiZ32w
担当の自己採点★★★ 元ツイートの絵的なインパクトがあまりに強いので、バランスをとって控えめな応答でした。個人的には理想のスタイル。
『ダロウェイ夫人』→『韓流スターと兵役』
セプティマスを襲う運命を知ると、兵役(と戦争)の過酷な一面に思いを馳せたくなるのでこちら🪖
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) January 18, 2022
📖康熙奉/韓流スターと兵役~あの人は軍隊でどう生きるのか~ (光文社新書) https://t.co/KeaoFS4vCI#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/zUbJQoJYej
担当の自己採点★★ 『ダロウェイ夫人』の映画は大学の授業で観た記憶がありますが、ヴァネッサ・レッドグレイヴの重厚な演技がすばらしくて、今でも印象に残っています。日本版DVD、復刻してほしいなあ。
『黒猫/モルグ街の殺人』『アッシャー家の崩壊/黄金虫』→『恋愛学で読みとく 文豪の恋』
後世の世界中の作家に多大な影響を与えたポー、そのなかでも3人の日本人作家を取り上げている一冊はこちら🖋
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) January 19, 2022
📖森川友義/恋愛学で読みとく文豪の恋 (光文社新書) https://t.co/YeNd3yDhCx#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/fSIyJ67RDF
担当の自己採点★★ 3人とは漱石、鷗外、谷崎のことですね。他には何と言っても江戸川乱歩ですが、これはもう一冊になりそうなテーマ。つくづくポーという人は凄い作家です。