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【名言集】光文社新書の「#コトバのチカラ」 vol.112

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渡邊大門『真田幸村と真田丸の真実』

軍師像だけではなく、さまざまな奇をてらった戦法を繰り出す戦巧者として描かれ、信繁を支える「真田十勇士」までもが創作された。信繁は、「偽りの英雄」として独り歩きしたのである。


久保正行『警視庁捜査一課長の「人を見抜く」極意』

人間が存在する限り、犯罪は絶対になくなりません。そして罪を犯す者には、置かれた状況もさることながら、共通する人間性・特性のようなものがあるのです。何かがきっかけとなってそれが表に現れ、その者を凶悪な犯行へと駆り立ててしまうのです。


北村文 阿部真大『合コンの社会学』

なぜ、出逢いの唯一性が必要とされるのか。それは、まさしく「三低」の男が求められる理由と同じで、社会の流動性が高まり、未来が不透明なものとなるなかで、自分たちの関係性も不安定なものになってきている(と彼らが感じている)からである。


門倉貴史『官製不況』

怖いのは、年々成長力が弱まっていく日本経済の姿を目の当たりにしながら、政策当局の側に危機意識が全くといっていいほどに感じられないという点だ。株価が暴落しようと、急激な円高が進展しようと、日本経済の状況をまるで他人事のような感じで眺めて何もしようとはしない。


上昌広『日本の医療格差は9倍』

今のやり方を続ける限り、私大医学部には開業医の子どもしか進学できず、世襲化を招きます。世襲化が活力を失わせるのは、政治の世界と同じです。医師の質の劣化は避けられません。


中島美鈴『悩み・不安・怒りを小さくするレッスン』

根拠のない推論は、文章にしてみると、馬鹿げているように思われるかも知れません。しかし、それを頭の中で何となく考えているときには、そのおかしさに気づかず、感情による決めつけに基づく行動を取ってしまうことがよくあるのです。


ネルケ無方『ただ坐る』

「何にもならない」からこそ、坐禅がいいのです。人間の一生も、結局、何かになるようなものではありません。しかし、この「何にもならない」一生を、「ただ生きる」ことが重要なのです。今の日本人に足りないのは、ただ生きることに自信を持つことだと思います。




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