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【名言集】光文社新書の「#コトバのチカラ」 vol.77


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吉田徹『二大政党制批判論』

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日本の政治改革が制度的改正だけに関心が集中して、「政党の本質」についての議論がどこか曖昧で縁遠いままなのは、本来政党がデモクラシーにとって必要不可欠な存在であるにもかかわらず、その役割が十分に認識されてこなかったためである。


寺澤芳男『スピーチの奥義』

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世界の非英語圏の人たちは臆することなく、「伝えたい」という気迫をもって英語をしゃべる。不思議なもので、伝えたい気持ちが強いと、聞くほうも懸命に理解しようと努める。そうして本当に通じてしまう。そういうものである。


千住博『美は時を超える』

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「私たちとあなたたちとは話をしても到底わかり合えない」。この考え方が、現代のさまざまな問題の根にあります。しかし美を共通の体験として人々は、あなたと私は同じ人間なのだ、ということを知ることができるのです。


相澤史郎『奥州・秀衡古道を歩く』

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伝説に、史実に沿わないとして目くじらをたてることはない。歴史は歴史、伝説は伝説として深い霧の中に生きていく必要があるのだと思う。伝説は、その土地の人々のいわば心の歴史なのだから。


今柊二『旨い定食 途中下車』

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乗りなれている鉄道にぼんやり乗って別の街にご飯を食べにいく。それは休みの日だけじゃなくて、平日の仕事後の夜だったり、仕事の合間の空いた時間かもしれない。でも、そんな一瞬一瞬を大切にして自分のお楽しみタイムに変えること、これこそ人生で最高の幸せではないかと私は思う。


深井良祐『なぜ、あなたの薬は効かないのか?』

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病気によって日々の生活が苦しかったとしても、その症状さえ抑えることができれば、普通の生活に戻ることができるのです。薬で病気の症状を抑えることによって、後は人間自身が持っている自然治癒力に任せるのです。これが、病気を治療する医薬品の基本的な概念です。


牧秀彦『剣豪  その流派と名刀』

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剣術に刀。いずれも歴史が生んだ時代の産物であり、どちらが欠けても用を為さない。いわば車の両輪であろう。剣術と刀は殺人技・殺人刀にもなれば、活人技・活人技にもなる。あらゆるスキルとツールがそうであるように、すべては使い方次第なのである。




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