#勝手に社内リレーPLAYBACK vol.43 8 光文社新書 2021年11月14日 18:30 光文社新書のTwitterで月〜金につぶやいている「#勝手に社内リレー」を厳選プレイバックしていくこちらの連載。光文社古典新訳文庫のツイートを受け、光文社新書が「勝手に」ひもづけて、あるいはこじつけて既刊本をご紹介していきます! 担当・田頭の「勝手な」ふり返り付き。『偉業』『絶望』『カメラ・オブスクーラ』→『昆虫採集の魅惑』ナボコフといえば小説家であるかたわら、蝶のデッサン画集を描いてしまうほどの研究者でもあった人なのでこちら🦋📖 川村俊一/昆虫採集の魅惑 (光文社新書) https://t.co/tpPVAL0X87#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/0I90aKz7Du— 光文社新書 (@kobunsha_shin) June 4, 2021 担当の自己採点★★★ 自社ながら、ナボコフの作品がこれだけ文庫化されているなんてスゴい! 個人的には新潮文庫の若島正さんの向こうを張った『ロリータ』の新訳を読みたいと思いますが、まあ今だといろいろ気を遣わなきゃいけない作品だから難しいんですかね…。手持ちの大久保康雄訳、新潮文庫の旧版には映画版の1カットが装丁にあしらわれていますが、ジェレミー・アイアンズが激シブです。 偉業 (光文社古典新訳文庫) www.amazon.co.jp 1,210円 (2021年11月13日 23:40時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 絶望 (光文社古典新訳文庫) www.amazon.co.jp 1,078円 (2021年11月13日 23:41時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する カメラ・オブスクーラ (光文社古典新訳文庫) www.amazon.co.jp 935円 (2021年11月13日 23:42時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 昆虫採集の魅惑 (光文社新書) www.amazon.co.jp 737円 (2021年11月13日 23:43時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 『月と六ペンス』→『月と日本建築』六ペンスの代わりに日本建築の場合はこちら🌙📖 宮元健次/月と日本建築~桂離宮から月を観る~ (光文社新書) https://t.co/yAucK7v4cI#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/NKNJllSCVU— 光文社新書 (@kobunsha_shin) June 7, 2021 担当の自己採点★★★ この個性的なタイトルの「月」と「六ペンス」の意味については、どの出版社のものでも解説で触れられています。古くは中野好夫、最近だとこの土屋政雄さんや金原瑞人さん、少しずつ解釈が違っていて面白い。個人的には「月」は狂気のメタファーではないかという気がしますけど。「Lunatic」ってそういう意味ですし。 月と六ペンス (光文社古典新訳文庫) www.amazon.co.jp 792円 (2021年11月13日 23:44時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 月と日本建築~桂離宮から月を観る~ (光文社新書) www.amazon.co.jp 693円 (2021年11月13日 23:45時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 『恐るべき子供たち』→『洋画家の美術史』この救いのない陰気な小説を初めて邦訳したのが、どう考えても陽キャな東郷青児だというのがおもしろいのでこちら🎨📖 ナカムラクニオ/洋画家の美術史 (光文社新書) https://t.co/VxcCKlXzzp#比べ読みしてみてください#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/HS6r2WWhvy— 光文社新書 (@kobunsha_shin) June 9, 2021 担当の自己採点★★★★ これだけ才能があって、しかも端正な容貌をお持ちだったら、そりゃまあモテてモテてたいへんだったでしょうが……。東郷青児の起こした不倫の末の情死未遂事件を詳しく知りたい向きは、宇野千代『色ざんげ』(岩波文庫)をどうぞ。それにしてもパワーワードすぎるタイトル! 恐るべき子供たち (光文社古典新訳文庫) www.amazon.co.jp 682円 (2021年11月13日 23:46時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 洋画家の美術史 (光文社新書) www.amazon.co.jp 616円 (2021年11月13日 23:47時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 『白夜/おかしな人間の夢』→『バッタを倒しにアフリカへ』おかしいかおかしくないかは人それぞれの感じ方だけど、間違いなくある一人の研究者の「夢」が描かれている一冊はこちら🦗📖 前野 ウルド 浩太郎/バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書) https://t.co/0R5Vqr4MhB#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/zuq4WZVBpD— 光文社新書 (@kobunsha_shin) June 10, 2021 担当の自己採点★★★★ バッタ博士は本当にカッコいい人ですよね。ちなみに「白夜」といえば、先週の『郵便配達は二度ベルを鳴らす』と同じくヴィスコンティが映画を撮っていますね。マストロヤンニがものすごい存在感を放っているためか、ドストエフスキー原作ということを忘れるくらいイタリアの匂いがします。 白夜/おかしな人間の夢 (光文社古典新訳文庫) www.amazon.co.jp 913円 (2021年11月13日 23:48時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書) www.amazon.co.jp 506円 (2021年11月13日 23:49時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 『すべては消えゆく』→『三島由紀夫 幻の遺作を読む』マンディアルグといえば、三島の名戯曲『サド侯爵夫人』のフランス語訳を手がけた人でもあるのでこちら🇫🇷📖 井上隆史/三島由紀夫 幻の遺作を読む~もう一つの『豊饒の海』~ (光文社新書) https://t.co/aL5v5Y9n0U#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/AgQ8rtTkCw— 光文社新書 (@kobunsha_shin) June 11, 2021 担当の自己採点★★★ 三島の戯曲はいいですよね。文字通り芝居がかった台詞回しが舞台映えするからでしょうか。「サド侯爵夫人」は、9年前に野村萬斎さん演出の舞台を観ましたが、いい体験でした。 すべては消えゆく~マンディアルグ最後の傑作集~ (光文社古典新訳文庫) www.amazon.co.jp 1,023円 (2021年11月13日 23:50時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 三島由紀夫 幻の遺作を読む~もう一つの『豊饒の海』~ (光文社新書) www.amazon.co.jp 401円 (2021年11月13日 23:51時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 前回はこちら ダウンロード copy この記事が参加している募集 #推薦図書 44,186件 #推薦図書 #連載 #光文社新書 #光文社古典新訳文庫 #毎度のっかってすみません #勝手に社内リレー 8 光文社新書ではTwitterで毎日情報を発信しています。ぜひフォローしてみてください! 光文社新書公式Twitterをフォロー 新刊情報やセール情報ほか、noteの更新や光文社新書にまつわるあれこれがわかる!