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【名言集】光文社新書の「#コトバのチカラ」 vol.100

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雨宮処凛『非正規・単身・アラフォー女性』

【1】第100回

社会を見渡せば、様々な制度から単身アラフォー女性は弾かれていることがよくわかる。年金など各種社会保障制度を見ても明らかなように、「単身で生きていく中年女性」はもともと想定されていないのだ。


白央篤司『自炊力』

【2】第100回

カップラーメンやインスタントラーメンにカイワレ菜をのせるだけでも、ゆでるときにカット野菜を一緒に加えるだけでも自炊です。なんなら、ゆで卵や温泉卵を1個加えるだけだって立派な「調理」であり、自炊への第一歩なのです。


山口創『子育てに効くマインドフルネス』

【3】第100回

親が子どもを変えようとしても、それは決してうまくはいかない。(中略)
そうではなく、今、ここにいる親自身が、変わることが先である。そうすれば、それに対峙する子どもも、自ずと変わっていく。「子どもに変わってほしい」と思ったら、まず親自身が変わることが先決なのだ。


二宮清純プロ野球の名脇役

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大きな歯車もあれば、小さな歯車もある。噛み合わせが悪ければチームは機能しない。その意味でチームとは精巧な時計のようなものである。(中略)
仮に小さな歯車であっても、取り換えがきかない唯一無二の存在ーー。プロ野球における名脇役の定義とは、そういうことではないだろうか。


菅原裕子『「ボヘミアン・ラプソディ」の謎を解く』

【5】第100回

私たちは映画ばかりでなく、フレディの人生そのものを「物語」に見立てて「消費」しているのではないか。あるいは、そのことにあまりにも無頓着ではないだろうか。


山田史生『はじめての「禅問答」』

【6】第100回

わたしは「いま・ここ」に自分としてある。否応なしに道というあり方を創造しつづけている。だったら道と合うか合わないかなんてことは気にかけず、迷ったり外れたりしながら、いつも機嫌よく歩いてゆこう。


ディエゴ・マルティーナ『誤読のイタリア』

【7】第100回

我々人間にとって、異文化に近づいていくことこそが、自分の国の文化への理解を深める方法なのではないか、と私は思う。異文化とは、まるで母国文化を反映させる鏡の如きもの。異文化を「正読」する目を手に入れれば、おのずと自国の文化も見えてくるようになる。




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