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【名言集】光文社新書の「#コトバのチカラ」 vol.111

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グロービス経営大学院 田久保善彦『日本型「無私」の経営力』

「津波に遭った人は、家も自動車も全てが流されてしまった。本当に何にもないんです。あるのは記憶だけ。でもその記憶も時間とともに薄れていってしまう。たった一枚の写真があることが、今まで生きてきた証となり、これから生きていくための支えになるんです」


岡嶋裕史『ウチのシステムはなぜ使えない』

SEは錬金術師でも小間使いでも、もちろん詐欺師でもない、肩を並べて仕事をする仲間である。まずはそこから出発しないと、両者の関係はゆがんでしまう。仲間の言うことを眉に唾を付けて聞いたり、陥れてやろうとしていては満足な仕事はできない。


夏井睦『傷はぜったい消毒するな』

医学は科学たりえようとする努力を忘れてはいけないし、科学に近づくための自己改革を常に続けなければいけないと思うのだ。「物理学のような再現性がないから」という理由で科学的思考過程まで放棄するのは、一種の敗北主義としか思えないのである。


牧野雅彦『新書で名著をモノにする『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』』

ウェーバーをどう読むかは、近代世界に対する立場の取り方によって変わってくる、その意味において「倫理」論文を読むことは、いわば近代世界そのものを読むーーわれわれの内にある近代理解を明らかにするーー作業でもあるのです。


西林克彦『知ってるつもり』

柔軟な思考だけが、アウトプットの柔軟さ・適切さに関わるのではなく、「知識」の違いによっても差を生じるのです。「知識」は思考の質に関係しないわけではないのです。


川崎大助『教養としてのロック名曲ベスト100』

「名曲について」考えるということは、ロックの起源、その生命の炎を生み出した「最初のスパーク」の数々を観察してみるという態度と同義となる。さらにその行為は、ポピュラー音楽の始原へと、来た道をたどっていく旅ともなるだろう。


木山泰嗣『弁護士が教える分かりやすい「民法」の授業』

ドイツ民法を参考につくられた日本の民法ですが、法の淵源をさかのぼるとローマ法までたどりつくと言われています。外国法として存在していたローマ法の精神を、日本の民法も受け継いでいるのです(後略)。




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