【名言集】光文社新書の「#コトバのチカラ」 vol.107
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山崎まゆみ『おひとり温泉の愉しみ』
時間の余裕、精神的な余裕、人と出会う余裕のある旅の楽しさを、寅さんは表現していました。同時に、ひとり旅を楽しむ寅さんが大人にみえました。ひとり寂しく歩く後ろ姿には哀愁が漂い、そこにセクシーささえ感じました。
歌丸優一『算数の難問を解く技術』
「アタマの体育だと考えてほしいな。カラダを動かさないとなまっちゃうのと同じで、アタマも動かさないとなまっちゃうんだ。(中略)人間は、カラダとアタマをバランスよくトレーニングしていくことが健康で楽しく暮らしていくための秘訣なんだよ」
若林理砂『痛くない体のつくり方』
男性であれ女性であれ、痛みとは体からの信号であり、体が助けを求めている「声」なのです。「ここに異常があるよ」「ちょっとおかしいよ」と、教えてくれているのです。
今村栄三郎『決断プロフェッショナル』
決断のプロは、人を動かし、組織を動かすことに執着する。多くの決断のプロは、この点が驚くほど共通している。
彼らが人を動かすことができるのは、具体的かつ理解しやすい表現をするからである。理解の後は行動あるのみ。こうして人や組織は動かされる。
古市憲寿 解説と反論 本田由紀『希望難民ご一行様』
「若者と貧困」や「格差問題」は、「近代」という時代がとうに終わったのに、抜本的な改革を先送りにしてきた社会に責任があると言ってもいい。ハシゴもセーフティーネットも十分に整備されていない中、若者たちはグニャグニャになった社会を歩いていかないといけない。
渡辺弥生『子どもの「10歳の壁」とは何か?』
9歳、10歳の年齢の特徴を明らかにしていくことは、それ以前の、またそれ以降の年齢をも明らかにしていくことと関連してきます。そして、この年齢が必ずしも「壁」ではなく、さまざまな変化のある大事な時期であることをお伝えしたいと考えています。
新谷隆史『一度太るとなぜ痩せにくい?』
甘みと脂肪に対する依存が一度生じてしまうと、その状態から抜け出すのは麻薬以上に難しくなるのです。これが、甘いものや脂肪の多いものを食べ過ぎて肥満になった人が、やせにくい理由です。