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#勝手に社内リレーPLAYBACK vol.74

光文社新書のTwitterで月〜金につぶやいている「#勝手に社内リレー」を厳選プレイバックしていくこちらの連載。光文社古典新訳文庫のツイートを受け、光文社新書が「勝手に」ひもづけて、あるいはこじつけて既刊本をご紹介していきます! 担当・田頭の「勝手な」ふり返り付き。

『存在と時間』→『マルクスだったらこう考える』

担当の自己採点★★★ 100分de名著にはたくさんの神回があると思いますが、個人的には都甲幸治先生が解説を務められたヘミングウェイスペシャルの回が好きですね。的場先生の回も観てみたいんですけど、いよいよNHKオンデマンドに課金するしかないか…。


『新アラビア夜話』→『芸術的才能は脳のどこから産まれるか?』

担当の自己採点★★★ この短篇集で圧倒的におすすめしたいのは「自殺クラブ」ですね。スティーヴンスンの一筋縄ではいかない複雑な性格がよく出ている気がします。


『スッタニパータ』→『座右のニーチェ』

担当の自己採点★★★ 詳しくは『この人を見よ』のルサンチマンのくだりをご一読いただければ。余談ですが、というか余談しかありませんが、古典新訳文庫の『この人を見よ』は、このレーベルでいちばん好きなカバーデザインかも。


『虫めづる姫君』→『珍奇な昆虫』

担当の自己採点★★★ ジャポニカ学習帳の誕生は1970年らしいんですが、ノートと図鑑を合体させるそのアイデアは素晴らしいですね。小学生のとき、すごく欲しかったなあ。新しいのが欲しい一心で勉強をした(書いていただけ?)思い出があります。


『臨海楼綺譚』→『健さんと文太』

担当の自己採点★★★★ 「中梅楼」が登場する『吉原炎上』、『陽暉楼』はともに同一の監督、プロデューサーであるだけに、共通して出演している役者さんが何人かいます。中でも圧倒的な存在感を放っているのは園佳也子さんでしょうか。いわゆる「遣り手婆」を演じさせたら圧巻の迫力でした。


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