【名言集】光文社新書の「#コトバのチカラ」 vol.89
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鈴木隆『リフォームを真剣に考える』
リフォーム業者選びは、病院や医者選びと同じです。
医は算術とばかりに金儲けしか考えていない悪徳病院や、専門分野の違う医者を選んでしまっては、医療過誤に遭い、下手をすれば命すら落としかねません。
柾木寛『「女性向け風俗」の現場』
男性側の視点で作られたAVの影響によって、男女の性のすれ違いが引き起こされています。このすれ違いは、もはや個人レベルの問題ではありません。女性の性の問題は、社会レベルで向き合わないといけない問題だと私は考えています。
君塚直隆『王室外交物語』
外交は「会う」ことによって始まる。会わなければ外交そのものが始まらない。政府首脳同士が会えないときにも、王侯らが相手国首脳と会うだけで二国間の外交は維持できる。
出口秀樹『節税が分かれば、会社は簡単に潰れない』
税金の世界は非情です。「商品が売れたら現金ができるので、その時ちゃんと税金を払います」と言っても聞いてはくれません。商品が売れようが売れまいが「それはおたくの在庫という資産なんだから、ちゃんといただくものはいただきますよ」ということなのです。
石渡嶺司『最高学府はバカだらけ』
日本の大学の面白いところは、ろくに改革をしていない大学でも、学生の面倒を見ようとする「まともな」教職員がきちんと存在するところだ。
春山純一『人類はふたたび月を目指す』
1970年代以降、月へと向かう機運は急速に低下しました。月探査途絶の理由は、いろいろと語られますが、その一つは、太陽系の仲間たちである惑星や衛星が初めて人類に見せた画像と、その素顔があまりに魅力的だったからではないかと、私は思っています。
橋爪大三郎『教養としての聖書』
聖書は少しずつ、書きつがれ、読みつがれてきました。新しい書物がつけ加わるたびに、前の書物は、テキストはそのままでも、新しい意味を生じました。(中略)聖書を読む、とは、テキストがいつも新しい意味を生じる、こうしたメカニズムを味わうことでもあるのです。