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【名言集】光文社新書の「#コトバのチカラ」 vol.71

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丸山ゴンザレス『世界の危険思想』

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許せないとか、拒絶するという考え方は、世界で一番危ない考え方につながりかねないと思うのだ。すべてのことに白黒つけたがるということは、必要悪を許容しないとか、曖昧さを排除する方向につながっていくと思うからだ。


松原隆彦『宇宙はどうして始まったのか』

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宇宙というのは、時間と空間を合わせたものだ。時間だけ、あるいは空間だけを切り離して考えることはできない。時間も空間も両方あってこそ宇宙と呼べる。宇宙全体が量子ゆらぎになっているということは、時間も空間も、どちらも存在と非存在の狭間に放り込まれていることになる。


本間ひろむ『ユダヤ人とクラシック音楽』

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ワーグナーは全才能を注ぎ込んで自らの作品に呪いをかけ毒蛇として送り出した。ワーグナーが生きていた時代はもとより、のちの時代でも毒蛇がその肉を食んだ者はその毒に侵された。それはユダヤ人にストレスを与える毒である。毒蛇にかまれた者は毒蛇となって彼らに牙をむくのだ。


坂爪真吾『パパ活の社会学』

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恋愛もパパ活と同じように、一皮剥けば「生の人間関係」が露呈してしまう、残酷極まりない世界なのではないだろうか。私たちはそれに気づかず、もしくは気づかないふりをして、どこかで妥協・思考停止しているだけなのではないだろうか。


山根節『「儲かる会社」の財務諸表』

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「いい加減」という言葉があるが、これは無責任という否定的な意味と、「よい程あい」という意味がある。「ちょうどいい加減にとらえる」というスタンスが、会計リテラシーのカギである。


野村晋『「自分らしく生きて死ぬ」ことがなぜ、難しいのか』

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自分らしく暮らしていく、生きがいを作り出しながら生活を送る、こうしたことが、究極的には、保健医療の介入を減らしていくことにもなっていくのである。



菊池誠 松永和紀 伊勢田哲治 平川秀幸 飯田泰之+SYNODOS編『もうダマされないための「科学」講義』

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政策決定の現場では無理やりにでも線を引くのでしょうけれども、科学的に言えるのは白か黒かではなく「リスクの程度」です。(中略)どう判断するかという意思決定の場面で、科学が白黒はっきり決めてくれると期待してもだめなんです。




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