#勝手に社内リレーPLAYBACK vol.54
光文社新書のTwitterで月〜金につぶやいている「#勝手に社内リレー」を厳選プレイバックしていくこちらの連載。光文社古典新訳文庫のツイートを受け、光文社新書が「勝手に」ひもづけて、あるいはこじつけて既刊本をご紹介していきます! 担当・田頭の「勝手な」ふり返り付き。
『天使の蝶』→『ユダヤ人と近代美術』
担当の自己採点★★★ プリーモ・レーヴィは映画『遙かなる帰郷』の原作者としてしか知らなかったので、この一冊はたいへん面白く読みました。ちなみにこの映画大学の授業で観ましたが(素晴らしい作品です)、いまだ当時のままVHS版のみ。心から乞うDVD化。
『ジェイン・エア』→『「女性活躍」に翻弄される人びと』
担当の自己採点★★★ 傑作ですよね。シンプルにストーリーとして面白い。こちらもこの連載でたびたび登場するBBC制作のドラマがたいへん結構な出来栄えです。たぶんルース・ウィルソンのデビュー作ですかね。
『あしながおじさん』→『日本の子どもの自尊感情はなぜ低いのか』
担当の自己採点★★ たいへんよき写真ですね。ザトウムシを実際に検索されてしまった方のなかに、『エヴァンゲリオン』の使徒か、もしくは『キングダム』の慶舎という渋キャラを思い出されたという方(ただしザトウムシは蜘蛛ではないのですが)がいらっしゃいましたら、この記事をどうぞ「スキ」してやってください。
『ペスト』→『日本とドイツ 二つの全体主義』
担当の自己採点★★★ カミュの『ペスト』に関しては、来月2月刊の福嶋亮大『感染症としての文学と哲学』でも言及されております。お楽しみに。
『戦争と平和』→『自画像のゆくえ』
担当の自己採点★★★ 『自画像のゆくえ』については、大河も大河、20年にも及ぶ『大菩薩峠』クラスの制作秘話がありますので、ぜひ担当編集者が書いた以下の記事をご覧ください。
https://shinsho.kobunsha.com/n/n343cda15757b