
#勝手に社内リレーPLAYBACK vol.54
光文社新書のTwitterで月〜金につぶやいている「#勝手に社内リレー」を厳選プレイバックしていくこちらの連載。光文社古典新訳文庫のツイートを受け、光文社新書が「勝手に」ひもづけて、あるいはこじつけて既刊本をご紹介していきます! 担当・田頭の「勝手な」ふり返り付き。
『天使の蝶』→『ユダヤ人と近代美術』
アウシュヴィッツに代表されるような歴史的な迫害を受け続けた、ユダヤ人の芸術家たちの系譜はこちら🎨
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) September 7, 2021
📖圀府寺司/ユダヤ人と近代美術 (光文社新書) https://t.co/liRxR1b8sz#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/qqMgCCrUDQ
担当の自己採点★★★ プリーモ・レーヴィは映画『遙かなる帰郷』の原作者としてしか知らなかったので、この一冊はたいへん面白く読みました。ちなみにこの映画大学の授業で観ましたが(素晴らしい作品です)、いまだ当時のままVHS版のみ。心から乞うDVD化。
『ジェイン・エア』→『「女性活躍」に翻弄される人びと』
シャーロット・ブロンテ、もちろんエミリーにもアンにも、姉妹全員に敬意と感謝を捧げつつこちら💁♀️
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) September 8, 2021
📖奥田祥子/「女性活躍」に翻弄される人びと (光文社新書) https://t.co/dNMfDe3prq#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/E8ctsBYsFm
担当の自己採点★★★ 傑作ですよね。シンプルにストーリーとして面白い。こちらもこの連載でたびたび登場するBBC制作のドラマがたいへん結構な出来栄えです。たぶんルース・ウィルソンのデビュー作ですかね。
『あしながおじさん』→『日本の子どもの自尊感情はなぜ低いのか』
21世紀の日本が、ジュディのような子どもたちが生き生きと暮らしていける社会であることを願ってこちら😌
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) September 13, 2021
📖古荘純一/日本の子どもの自尊感情はなぜ低いのか~児童精神科医の現場報告~ (光文社新書) https://t.co/GWXO2jCQkC#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/QcmEFq98Lb
担当の自己採点★★ たいへんよき写真ですね。ザトウムシを実際に検索されてしまった方のなかに、『エヴァンゲリオン』の使徒か、もしくは『キングダム』の慶舎という渋キャラを思い出されたという方(ただしザトウムシは蜘蛛ではないのですが)がいらっしゃいましたら、この記事をどうぞ「スキ」してやってください。
『ペスト』→『日本とドイツ 二つの全体主義』
刊行時はナチスに対するフランス人のレジスタンスがいまだ生々しかった時期……カミュはペストを全体主義の隠喩として考えているのでこちら👿
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) September 14, 2021
📖仲正昌樹/日本とドイツ 二つの全体主義~「戦前思想」を書く~ (光文社新書) https://t.co/11JZRQM76s#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/pfnhls6Zjb
担当の自己採点★★★ カミュの『ペスト』に関しては、来月2月刊の福嶋亮大『感染症としての文学と哲学』でも言及されております。お楽しみに。
『戦争と平和』→『自画像のゆくえ』
シルバーウィークにはこちらも「鈍器本」をおすすめしたいのでこちら📘
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) September 15, 2021
📖森村泰昌/自画像のゆくえ (光文社新書) https://t.co/zSm6CoKwPi#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません#遅くなってすみません https://t.co/kFHN6nubDW
担当の自己採点★★★ 『自画像のゆくえ』については、大河も大河、20年にも及ぶ『大菩薩峠』クラスの制作秘話がありますので、ぜひ担当編集者が書いた以下の記事をご覧ください。
https://shinsho.kobunsha.com/n/n343cda15757b