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【名言集】光文社新書の「#コトバのチカラ」 vol.83

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勝間和代『まじめの罠』

「まじめな企業人たち」も、なるべくクレームが出ないような商品を考えるため、クリエイティブなことにリソースを使うより、クレーム対策に使うリソースが多くなってしまうのです。企業の商品開発ですら、まさに減点法が支配する世界なのです。


岩﨑信也『江戸っ子はなぜ蕎麦なのか?』

江戸時代といっても二六〇年間も続いた時代である。その間、市民文化も食文化も大きな変貌を遂げている。当然のことに、そばと江戸人との関係も一定であったはずはない。ところが、いま常識化している「江戸そば」のイメージからは、その過程が完全に抜け落ちてしまっている。


松浦弥太郎『期待値を超える』

人の感情を知ることで、ビジネスの仕組みを作ることができます。感情を利用して煽ったり、誤解を導いたりするのではなく、相手が喜ぶことは何かを考えるのです。


柴田秀並『生命保険の不都合な真実』

きれいごとの一方で、現場には厳しいノルマが突きつけられる。中間管理職以下はそうした「矛盾」を敏感に察知し、「忖度」する。コンプラという目に見えにくいものを置き去りに、成績至上主義に走る。現場は疲弊し、いつしか顧客を犠牲にした販売に至ってしまう。


山田真哉『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』

数字は単なる記号などではない。ありとあらゆる数字の背後には、ちゃんと「意味」が存在するのだ。その意味を読み取ることができるようになれば、自然と数字のセンスは身につくものだ。(山田真哉『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』

加藤忠史+ブレインバンク委員会 編『脳バンク  精神疾患の謎を解くために』

もう少し研究を進めれば、現在のような、問診のみに基づくためにどうしても不確実さが残ってしまう診断法と、それに基づく対症療法的な治療法でなく、脳の病変を直接調べる診断法や、一人ひとりの症状に合った治療法の開発ができるようになります。


藤本隆宏 柴田孝 編著『ものづくり成長戦略』

退職期を迎えつつある人材に投資するのは、「もったいない」という意見もあるだろう。しかし、戦後まもなく入社し、会社がまだ小さく未熟だった時代からあれこれと経験を積んできた方々の知識の幅は、若手をゆうに圧倒する。これを活かさない方が「もったいない」。




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