
#勝手に社内リレーPLAYBACK vol.83
光文社新書のTwitterで月〜金につぶやいている「#勝手に社内リレー」を厳選プレイバックしていくこちらの連載。光文社古典新訳文庫のツイートを受け、光文社新書が「勝手に」ひもづけて、あるいはこじつけて既刊本をご紹介していきます! 担当・田頭の「勝手な」ふり返り付き。
『ハックルベリー・フィンの冒険』→『自由という服従』
人が権力に従ってしまうのは「自由」だから、というある意味ハックルベリー・フィン症候群とは逆のお話はこちら🆓
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) August 9, 2022
📖数土直紀/自由という服従 (光文社新書) https://t.co/VlmWOXi85T#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/k7mVHUFNO9
担当の自己採点★★★★ このあたり、フロムの『自由からの逃走』にも通ずる話ですね。とはいえ、大人になってから『ハックルベリー・フィンの冒険』を読むと、個人的には次の日会社に行きたくなくなります。
『現代の英雄』→『人格障害かもしれない』
ペチョーリン氏については、一筋縄どころか「人格障害かもしれない」気さえしてくるのでこちら😈
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) August 15, 2022
📖磯部潮/人格障害かもしれない~どうして普通にできないんだろう~ (光文社新書) https://t.co/raMQP05wL2#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/usCHc1o20P
担当の自己採点★★★ 「ダークヒーロー」「アンチヒーロー」……それぞれしっくりくる主人公キャラは実際にはちょっとニュアンスが違ったりもしますが、この『現代の英雄』のペチョーリンほど性格が悪いヤツはなかなかいませんね。『人間失格』の大庭葉蔵くらいでしょうか。いや、もうあそこまでいってしまえばむしろ性格がいいのかも。
『ステパンチコヴォ村とその住人』→『新書で名著をモノにする 『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』』
マックスはマックスでも、マックス・ウェーバーの代表作についてのお話はこちら⛪️💸
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) August 24, 2022
📖牧野雅彦/新書で名著をモノにする 『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』 (光文社新書) https://t.co/xTYPtwUuk5#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/wk377EhiZ9
担当の自己採点★★★★ 『ステパンチコヴォ村とその住人』は楽しみですね。目下今月発売の自社商品でいちばん読みたい一冊。
『高慢と偏見』→『アイロニーはなぜ伝わるのか?』
そういえば『高慢と偏見』は、まさに冒頭がアイロニーから始まる小説なのでこちら😏
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) August 25, 2022
📖木原善彦/アイロニーはなぜ伝わるのか? (光文社新書) https://t.co/GokHMccr1U#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/OZ1ytiXKPk
担当の自己採点★★★ 『高慢と偏見』の映像作品は、もちろんキーラ・ナイトレイ主演の映画でもいいんですけど、BBCのドラマ版が傑作です。コリン・ファースのダーシーがハマり役なんですよね。
『ガリレオの生涯』→『ルポ 不法移民とトランプの闘い』
そして極めつけは、そもそも「英雄」ってどういう人のことなのかよくわからなくなってしまった国かもしれないのでこちら💁♂️
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) August 26, 2022
📖田原徳容/ルポ 不法移民とトランプの闘い~1100万人が潜む見えないアメリカ~ (光文社新書) https://t.co/mpKYTh9xLB#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/c9FPlYrBpg
担当の自己採点★★★ 今回は「英雄」がよく出てくる回となりました。はて、自分は人生で一度くらい会っまことがあるかと顧みると、幸か不幸か、特に心当たりがありません。そういえば、「英雄」についてはそれこそドストエフスキーが『作家の日記』でおもしろいことを書いているので、興味のある向きはぜひ。