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「滅亡予言」13年周期説|辛酸なめ子

『私が見た未来』の予知夢

なぜ定期的に滅亡予言が発生するのでしょう……。もしかして人は心のどこかで滅亡を望んでいるのでしょうか。増税、物価の高騰、上がらない給料、漫然と続く生活、地球の環境の悪化など人生の不安について考えると、いっそ全てをリセットした方が良いのではないか、と……。

このところスピリチュアル界隈や都市伝説界隈の方々に会うと、2025年の7月の予言の話が出ることが多いです。

それは、東日本大震災の予言が的中したことで有名になった漫画家、たつき諒先生の『私が見た未来』に出てくる予知夢が発端になっているようです。「大災害は2011年3月」と夢で見て1999年出版の本の表紙に書き記していた著者が言うことなので説得力があります。

本は復刻改訂し、2021年に出版され、かなりヒットしました。たつき先生の新たな予知夢には「ドロドロのスープが煮えたったとき、ポコンとなるように、日本列島の南に位置する太平洋の水が盛り上がる」と、大災難のビジョンが現れたそうです。再度、同じ予知夢を見た時は2025年7月という日付まで見えたとか。盛り上がった海底から大津波が広がり、日本列島の太平洋側が呑み込まれる……。でもそんな大災害のあとには、「心の時代」が来て、人々が明るく輝いて暮らしている、そんな夢のお告げでした。

プチ・八ヶ岳バブル

25年7月の天変地異について語っている方は他にもいます。有名な物理学者、やすくに先生がYouTubeチャンネルの「Naokiman Show」に出演した時、NASAのデータの話まで出していて信憑性が高まりました 。小惑星の破片が今、地球に向かってきていて、フィリピン沖に落ちると予測されているそうです。2025年7月5日午前4時10分頃と、時間まで出ているとか。

保江先生によると、日本で安全な場所は「北海道と広島と山梨」。とくに八ヶ岳周辺に移住する人が多くて「東京にそれまで住んでたスピ系の著者たちが、住民票も移してる」とのこと。実際に、私の周りにも八ヶ岳周辺に土地を買った人や、家を借りたという人が何人かいます。その影響かわかりませんが、昔、ぶちざわに格安で家を買った知人によると、不動産の価格がかなり上がっているそうです。

また、タンザニアのブンジュ村という所で絵の勉強をしていたペンキ画家のSHOGENしょうげんさんも、意味深な言葉を伝えています。そのブンジュ村には、古代の縄文人の魂とチャネリングしているシャーマンの村長がいるそうです。平和な意識や、ムダを楽しむ心、動物や植物との語らい、自然との共生などが大切、といった縄文の価値観を村長から教えられたSHOGENさん。その村長によると、2025年7月5日に日本に何か大きなできごとが起こるそうです。

「2025年7月5日までに、本来の日本人の感覚を取り戻す必要がある。お金とか権利で生きていた人は生きにくい時代になる。いかに人と心に愛を持ってつながれるかがキーワード」と、村長に伝えられたとか。でも、それを乗り越えると明るい未来が来て、もっと幸せを感じられるようになるそうです。漠然としていますが、ここはたつき先生の話と共通しています。今まで無駄を省いて効率よく生きていた価値観が一変するとのこと。流れ星を捕まえに行くブンジュ村の村人のように……。

これを聞いて一瞬、インフラ設備が全部落ちて、夜空の星が見えるようになるのでは?と不吉なことを思ってしまいました。

「人類滅ぼす」宣言

日時は明言していませんが、予言者のエドガー・ケイシーや、タンハスという韓国で有名な予言をする和尚も日本沈没的なことを語っていました。皆の意識が変われば予言の未来も変わるという説がありますが……。

周りの友人、知人にこの説について聞いてみると、すでに知っていた人と知らない人、半々くらいの印象です。YouTubeをよく見ている知人に聞いたら、その人は株や金融関係の動画を中心に見ていて知らなかったとのこと。「興味の対象が違うと受け取る情報も全然違うんですね!」と、軽く陰謀論者認定されました……。

オカルト好きの友人はもちろんこの説を知っていて、さらに「自分だけ助かろうとすると、かえって災いを招くそうです」と新たな情報を教えてくれました。信じていないと言いながら、7月4日、5日あたりにリゾナーレ八ヶ岳でも予約しようかと思っていたのですが、やめておきます。偶然、そちらの方で予定が入ったら行く感じで……。

友人の女性はこんな体験談を教えてくれました。

アーユルヴェーダを受けた時に、その施術者は高次元とつながってる人でゴッドハンドなんですが、彼女がポロッと言ったことがすごく心に残っています。彼女が京都のお寺でろくさつ像にお参りしたら「地球は滅びます」と言われたそうです。「人間は愚かだから、根こそぎ滅ぼして終わる方向にします。そのあと別の星に魂を移行する人もいます」と。

ついに弥勒菩薩から人類滅ぼす宣言が。ただ、時期はいつかは不明だそうです。何とか心がけを良くして神仏の印象を良くしなければ……。

予言でも、大切なのはソース

さらに、こんな夢のある情報もありました。八ヶ岳にすでに土地を買った友人によると、「宇宙人が今、地球に向かっている隕石にUFOごと体当たりして細かく砕いてくれているらしいです」とのことで、身を挺して地球人を守ろうとしてくれている宇宙人がいるとしたらありがたい限りです。夜空に向かって手を合わせます。

また、清里のUFO研究者で画家の川崎てつお氏が、かつて「UFOおじさん」と呼ばれる伝説のサイキックの人に聞いた「東京が世界の中心なので東京がなくなることはまずない。お金のために不安を煽る勢力がいる」という話をまた聞きして、少し気持ちが落ち着きました。「予言というのは予定であって、集合意識が決める。実現するかどうかは私たちがどうしたいかにかかっています」とのことで、やはり心のどこかで滅亡や地球のリセットを望んでいる人が、この予言を信じる傾向にあるのかもしれません。「暗い予言ばかりの人は、引っ張ってくるソースのレベルが低い。悪いソースから引っ張ってくると、良くない方に向かってしまう。滅亡の予言を聞いたら、どこのソースから持ってきているのかで判断するのが大切」とのことです。

ただ、備蓄はある程度した方が良いそうです。それは、25年7月が近付くと、予言を信じている人が買いだめする可能性があるから。その一人にならないようにしたいです。災害が発生すると、誰かが買いだめするかもしれないという不安でまた買いだめする人が増えて物資が不足する説もありますが……。

今も「終わらなかった方の世界」

知り合いで古代文明を研究している方も、「大災害が起こるという予言をする人がいますが、それは起きないと思います。世界をコントロールしたい勢力がいる。そこからの情報だと思う。なんでその情報を流すのか考えてほしい。人々は不安にさせられると、一方向に向かってなんでも言うことを聞いちゃう、という習性があります」と冷静に語っていました。

たしかに今まで、1999年のノストラダムスの大予言、そして2012年12月にマヤの暦が終わってしまうという滅亡の予言もありました。太陽フレアが降り注ぎ、地球の地磁気が消滅し、ベテルギウスが超新星爆発するとのことでしたが、そのようなことはとくに起こらず……。2022年にも何らかの滅亡予言がありました。もはや陰謀好きのイベントのようです。これまで、ノストラダムスやマヤの暦を乗り越えてきた大人としては情報に踊らされないようにしたいです。

ポジティブな思いや宇宙人への感謝を抱いて、滅亡を信じる人々のネガティブなエネルギーを打ち消したいです。日にち指定の予言がだいたい外れるのは、それを知った人たちの、平和を願う集合意識が影響したから、という説もあります。

マヤの予言で大騒ぎしていた2012年のスピリチュアル系雑誌を本棚から発掘。「太陽が2つに分離し、暗黒の3日間が起こる」「宇宙人によって地軸が動かされる」「惑星ニビルとネメシスが太陽に近付き、影響を与え、太陽がまったく光を出さなくなったり地球の地軸の回転が止まる可能性がある」といった記事が。

結局そんな現象は確認できず、予言で煽っていた人たちも何事もなかったようにスルーしていますが、こんな時には「別のパラレルワールドに移行した」という便利な考え方が。2025年7月も、宇宙人が助けてくれるか、別の次元に移動して、平和に生きていけるはずです。

今回の言葉

ネガティブな予言に踊らされず、集合意識をポジティブに変えていきましょう

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