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#勝手に社内リレーPLAYBACK vol.49

光文社新書のTwitterで月〜金につぶやいている「#勝手に社内リレー」を厳選プレイバックしていくこちらの連載。光文社古典新訳文庫のツイートを受け、光文社新書が「勝手に」ひもづけて、あるいはこじつけて既刊本をご紹介していきます! 担当・田頭の「勝手な」ふり返り付き。

『シラノ・ド・ベルジュラック』→『洋画家の美術史』

担当の自己採点★★★★ 渡辺守章先生のお仕事はかなり多岐にわたっていて、どなたか体系的にまとめてほしい! フーコーの紹介についてはもちろん、演劇人としての渡辺先生についてはもっと知りたいものです。この『シラノ・ド・ベルジュラック』も演出を担当されている舞台があったはずですが、観たかったなあ。


『ペスト』→『となりのカフカ』

担当の自己採点★★★★ カミュ『ペスト』の新訳は熱い企画でしたね。続けて『シーシュポスの神話』と『カリギュラ』も中条先生の訳で読みたいものです。個人的には先月に2月に出る新刊のためにデフォーの『ペスト』(中公文庫)を読みましたが、こちらも一読の価値ありです。


『神学・政治論』→『20世紀論争史』

担当の自己採点★★★★ この日は我ながらものすごく真っ当なリレーをしていて、時間をおいて読み返すと新鮮な驚きがあります笑。スピノザは國分功一郎さんの著作で再び注目が集まっています。新訳にはものすごく意義がありますね。


『怪談』→『地団駄は島根で踏め』

担当の自己採点★★★★ この時期は仕事にやる気があふれていたんでしょうか笑。あまり登場機会のない書目で返せて満足です。ちなみにと言ってはなんですが、チェスタトンなど、南條さん訳は個人的に偏愛しています。


『仔鹿物語』→『国旗で読む世界地図』

担当の自己採点★★★ 『仔鹿物語』映画版の主演は、『ローマの休日』に出演する前の若きグレゴリー・ペック(バクスター家のパパ役)でしたが、ザ・日曜洋画劇場といった正統派のヒューマンドラマといった趣きでした。淀川長治さんの解説が偲ばれます。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ……。


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