
#勝手に社内リレーPLAYBACK vol.49
光文社新書のTwitterで月〜金につぶやいている「#勝手に社内リレー」を厳選プレイバックしていくこちらの連載。光文社古典新訳文庫のツイートを受け、光文社新書が「勝手に」ひもづけて、あるいはこじつけて既刊本をご紹介していきます! 担当・田頭の「勝手な」ふり返り付き。
『シラノ・ド・ベルジュラック』→『洋画家の美術史』
ロスタンの息子のジャンの肖像画を藤田嗣治が描いたりしているご縁があるのでこちら🎨
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) July 28, 2021
📖ナカムラクニオ/洋画家の美術史 (光文社新書) https://t.co/VxcCKlXzzp#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/6ssVwuHS2K
担当の自己採点★★★★ 渡辺守章先生のお仕事はかなり多岐にわたっていて、どなたか体系的にまとめてほしい! フーコーの紹介についてはもちろん、演劇人としての渡辺先生についてはもっと知りたいものです。この『シラノ・ド・ベルジュラック』も演出を担当されている舞台があったはずですが、観たかったなあ。
『ペスト』→『となりのカフカ』
「カフカのとなり」にある小説と言えるくらい、『変身』や『審判』に通じる不条理にあふれているのでこちら🦠
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) July 29, 2021
📖池内紀/となりのカフカ (光文社新書) https://t.co/NiIqxgNac8#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/XjqDSlWwAb
担当の自己採点★★★★ カミュ『ペスト』の新訳は熱い企画でしたね。続けて『シーシュポスの神話』と『カリギュラ』も中条先生の訳で読みたいものです。個人的には先月に2月に出る新刊のためにデフォーの『ペスト』(中公文庫)を読みましたが、こちらも一読の価値ありです。
『神学・政治論』→『20世紀論争史』
スピノザの「神すなわち自然」という思想は、後世の哲学者だけでなく物理学者のアインシュタインも魅了したということでこちら🔭
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) July 30, 2021
📖高橋昌一郎/20世紀論争史~現代思想の源泉~ (光文社新書) https://t.co/leqhw49Oa7#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/ajSOlCps1i
担当の自己採点★★★★ この日は我ながらものすごく真っ当なリレーをしていて、時間をおいて読み返すと新鮮な驚きがあります笑。スピノザは國分功一郎さんの著作で再び注目が集まっています。新訳にはものすごく意義がありますね。
『怪談』→『地団駄は島根で踏め』
『くわいだん』(←出雲弁)ゆかりの地といえば、ハーンさんの妻の出身地でもあり、在住していた松江なのでこちら💀
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) August 2, 2021
📖わぐりたかし/地団駄は島根で踏め~行って・見て・触れる《語源の旅》~ (光文社新書) https://t.co/jsDZNb4lHr#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/8neu2O9Qu3
担当の自己採点★★★★ この時期は仕事にやる気があふれていたんでしょうか笑。あまり登場機会のない書目で返せて満足です。ちなみにと言ってはなんですが、チェスタトンなど、南條さん訳は個人的に偏愛しています。
『仔鹿物語』→『国旗で読む世界地図』
主人公のジョディくんと仔鹿の関係はとても泣けるお話だった記憶がありつつ、そういえば仔鹿の名前は「フラッグ」だった気がするのでこちら🦌
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) August 3, 2021
📖吹浦忠正/国旗で読む世界地図 (光文社新書) https://t.co/NL3W7p0d4A#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/MORgdo0tVB
担当の自己採点★★★ 『仔鹿物語』映画版の主演は、『ローマの休日』に出演する前の若きグレゴリー・ペック(バクスター家のパパ役)でしたが、ザ・日曜洋画劇場といった正統派のヒューマンドラマといった趣きでした。淀川長治さんの解説が偲ばれます。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ……。