ピケティの弟子が明らかにした衝撃の真実『つくられた格差』
こんにちは。光文社新書編集部の三宅です。2019年10月にアメリカで刊行され、衝撃をもたらした書籍があります。原題"The Triumph of Injustice"(不公正の勝利)、著者は気鋭のフランス人経済学者、エマニュエル・サエズとガブリエル・ズックマン。何が衝撃か? それは、アメリカの富裕層の税率が貧しい労働者よりも低いことを明らかにしてしまったからです。つまり、税制が格差の拡大を後押ししていたのです。「そんなバカな!?」と思われるかもしれませんが、サエズとズックマン