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高橋昌一郎の「視野を広げる新書」

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知的刺激に満ちた必読の新刊「新書」を選び抜いて紹介。あらゆる分野の専門家がコンパクトに仕上げた新書で、多種多彩な世界に「視野」を広げます。
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記事一覧

人類は「キラー・ロボット」を開発してよいのか?|高橋昌一郎【第7回】

フランケンシュタイン・コンプレックスとキラー・ロボット1818年、イギリスの小説家メアリー・…

「心理学」は「科学」といえるのか?|高橋昌一郎【第6回】

リトル・アルバート実験想像してみてほしい。ちょうど今、読者はマラソンを走り終えたばかりで…

光文社新書
2週間前

なぜ「宇宙検閲官仮説」が必要なのか?|高橋昌一郎【第5回】

ペンローズとホーキング2020年度のノーベル物理学賞は、「ブラックホール形成が一般相対性理論…

光文社新書
3週間前

なぜ「テロリズム」が「正義」になってしまうのか?|高橋昌一郎【第4回】

「テロリスト」と「真の愛国者」2022年7月8日、奈良市大和西大寺駅前で参議院選挙の応援演説を…

光文社新書
1か月前

そもそも「自由」とは何か?|高橋昌一郎【第3回】

「許される自由」と「許されない自由」近代の快楽主義すなわち「功利主義」の創始者として知ら…

光文社新書
1か月前

【第2回】なぜ「ヒューマンエラー」が生じるのか?|高橋昌一郎

脳とAIの本質的な相違ミカン1個とリンゴ1個で合計500円になる。リンゴはミカンより400円高い。…

光文社新書
1か月前

【第1回】 なぜ「新書」を読むべきなのか?|高橋昌一郎

「知的刺激の宝庫」としての新書連載第1回から拙著を取り上げるのはおこがましいことを十分承知しているが、本書には2019年7月〜2023年7月に刊行された約5000冊の新書の中から私が責任を持って選び抜いた「新書100冊」を紹介してあるので、ぜひご一読いただき、「視野を広げる新書」のエッセンスを味わっていただけたら幸いである。 本書の書評は、世間に普及する一般的な書評のように、単純に新書の中身を紹介するだけではなく、世間話のようなエッセイから始まって、いつの間にか新書の重要な