【第1回】 なぜ「新書」を読むべきなのか?|高橋昌一郎
「知的刺激の宝庫」としての新書連載第1回から拙著を取り上げるのはおこがましいことを十分承知しているが、本書には2019年7月〜2023年7月に刊行された約5000冊の新書の中から私が責任を持って選び抜いた「新書100冊」を紹介してあるので、ぜひご一読いただき、「視野を広げる新書」のエッセンスを味わっていただけたら幸いである。
本書の書評は、世間に普及する一般的な書評のように、単純に新書の中身を紹介するだけではなく、世間話のようなエッセイから始まって、いつの間にか新書の重要な