森川友義の恋愛学で読みとく「文豪の恋」

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『舞姫』の時代を知るのに最高の1冊です|恋愛学で読みとく「文豪の恋」【番外編】

note担当の田頭です。3連休の初日、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

この光文社新書noteで好評連載中の「恋愛学で読みとく『文豪の恋』」はもう読んでいただけましたでしょうか。 

おかげさまでじわじわと人気上昇中です。近々第3回として三角関係を描いた武者小路実篤『友情』編をアップしますので、お楽しみに。よろしければマガジンのフォローもお願いします!

さて、今日はこの第2回で採り上げた『舞

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森鷗外『舞姫』は2つの今日的恋愛のテーマを先どりしていた小説である #2_2

森川友義教授が恋愛学の視点から名作に描かれた恋を読みとく好評連載。発表以来「クズ男」と罵倒され続けた豊太郎を新鮮な視点から擁護してみせた第2回の後編では、豊太郎の選択が妥当であった合理的な根拠と、『舞姫』に描かれた恋の今日的な意義について考察します。

前編はこちら。

費用対効果その① ベルリンに留まった場合

「ベルリンに留まる」場合の長所は以下の2つです。

1つめは、ドイツという自由な社会

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100年以上もの間「クズ男」と非難され続けた『舞姫』の豊太郎を擁護する #2_1

第1回は夏目漱石でしたので、今回は明治の二大文豪のもう一人、森鷗外の名作『舞姫』を採り上げてみます。

『こころ』は教科書に登場するくらい馴染み深い作品ですが、こちらの『舞姫』もそれに劣らず人気がある短編小説です。『こころ』は1914年に出版されていますが、『舞姫』はさらに時代をさかのぼって1890年に世に出ています。

『舞姫』は文語体で書かれていて格調高いのですが、私たち現代人が読むには非常に

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