マガジンのカバー画像

私の光文社新書

142
どんなに些細なことでも、どんなに短い言葉であっても構いません。お手にとったとき役立ったり、感動したり、人生が変わるきっかけになったりした光文社新書の1冊について、ぜひみなさんだけ…
運営しているクリエイター

#コラム

「#私の光文社新書」の投稿をお待ちしています!

「#私の光文社新書」の投稿をお待ちしています!

光文社新書は、2001年の刊行以来、おかげさまで1000点を突破!みなさんのご愛読に心から感謝いたします!

せっかく編集部として新しいチャレンジがはじまったこの機会ですので、このnote上で
#私の光文社新書というテーマでみなさんの投稿を大募集させていただきます

どんなに些細なことでも、どんなに短い言葉であっても構いません。お手にとって役に立ったり、感動したり、人生が変わるきっかけになった

もっとみる
読後で決める「2022年の新書ベスト5」

読後で決める「2022年の新書ベスト5」

なぜ今年、新書を読みまくったのか?この一年、新書を読みまくった。おそらく学生時代より多く読んだはずなので、人生でダントツで新書を多く読んだ一年となったのは間違いない。

動機はピュアな知的好奇心というより、仕事がらみである。僕は現在VOOXという音声メディアのコンテンツづくりをしている。VOOXは各界の専門家の方に、10分1話を6本、合計60分、専門テーマについて話してもらう学びのコンテンツである

もっとみる
コンテンツを作る人は『映画を早送りで観る人たち』を読んで何を考えるか

コンテンツを作る人は『映画を早送りで観る人たち』を読んで何を考えるか

これは若い人だけの現象か?『映画を早送りで観る人たち』。この書名が気になっていた最中、友だちに勧められたのがダメ押しになって読んでみたら大当たりだった。人と会話する際にも、自分がコンテンツを考える際にもこの本の内容が頭から離れなくなっている。

著者の稲田豊史さんは、ライターでありコラムニストであり編集者。世の中に徐々に浸透してきたこの現象について、データや取材を元に実に多彩な角度から抉り出してい

もっとみる
♪あっあんああんあん・・・演歌について思っていることの多くが、ホントは逆だったりする驚き。

♪あっあんああんあん・・・演歌について思っていることの多くが、ホントは逆だったりする驚き。

〖作られた「日本の心」神話 「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史〗 
         輪島裕介  光文社新書

「演歌」ってなに?と問われて答えられますか? 日本人は音楽のジャンル分けにこだわるという言説をよく耳にしてきました。海外と比べて本当のところどうなのかはしりませんが、わかるような気がしないでもありません。この本は大衆音楽のジャンルのなかでも、わかっているようでわかりにくい「演歌」をつかもうと

もっとみる
インサイト(ニーズに答える方法論)

インサイト(ニーズに答える方法論)

言われたことをそのままやっててももうダメだ。みんなが欲しいものは何か?この回答は、みんなに聞いても答えは出ない。

今日は真面目に、勉強になったことをメモ。

参考:なぜつい「買ってしまう」のか?
松本健太郎著

なぜ「つい買ってしまう」のか? 「人を動かす隠れた心理」の見つけ方 (光文社新書) https://www.amazon.co.jp/dp/4334044417/ref=cm_sw_r_

もっとみる
理系が苦手な文系人間でも理解できた光文社新書 7選

理系が苦手な文系人間でも理解できた光文社新書 7選

こんにちは、光文社新書の藤です。今日は光文社新書の中から、文系に優しい理系新書を紹介したい思います。
(※セレクト基準は私の独断と偏見です。私がどれくらい理系が苦手か…は、冒頭の小話に書いてみました。書籍情報は目次2段目以降へGO!)

人生で1度だけ物理で平均点を取った人間が新書編集部に異動した話。理系科目、私は高校入学早々に挫折した人なのですが、皆さんはどうでしょうか?? 私は、ログとかサイン

もっとみる
定年後と「的を得る」と「的を射る」

定年後と「的を得る」と「的を射る」

お正月に成毛眞さんの『金のなる人』(ポプラ新書)を読んでいました。秀逸なタイトルと、新書にしては手のかかったカバーに惹かれ購入した一冊です。成毛さんには、光文社新書でも一冊ご執筆いただいています。成毛さんのご著書は、刊行点数が多いので全部はフォローしきれていませんが、気になるテーマのものがあると読ませていただいています。

(すごいタイトルです)

(オビ写真は、成毛さんのご自宅の地下の書庫で撮影

もっとみる
2020年の光文社新書。

2020年の光文社新書。

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。年末年始、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

今年はオリンピックイヤーということで、開幕の7月に向けて大いなる盛り上がりが予想されます。光文社新書でも、ちょっと変わった切り口での東京五輪関連書を刊行しています。

ちなみに、前回の東京オリンピックの頃の日本の様子は、ウォーリーさんの写真集に詳しいです。

秘蔵カラー写真で味わう60年前

もっとみる
2019年、58回聴いたCDはこの本の中の一枚です

2019年、58回聴いたCDはこの本の中の一枚です

note担当の田頭です。毎日寒いですね。みなさんいかがお過ごしでしょうか。

個人的に大注目している光文社新書の1月刊、『アルゲリッチとポリーニ』が予約受付を開始しています。

これはもうタイトルだけで全クラシックファンが泣きますよね。およそクラシックに関心があれば、必ずや一度は聴いたことがあるピアニストなわけですし、奇しくも同世代の大スター2人が迎えているのは、間違いなくキャリアの最晩年。サブタ

もっとみる
すべての本好きのみなさんへ。「本棚の整理なくして新年はなし!」

すべての本好きのみなさんへ。「本棚の整理なくして新年はなし!」

今日は12月24日です。クリスマスイブなわけですが、この日みなさんはどんなことを思うのでしょうか。

哀しいかな、街のイルミネーションを見ても、別段ときめかない程度に歳を重ねてしまったnote担当の田頭です(泣き笑い)。まあ重ねているだけに、個人的には、この季節になるとかつて愛読していたあるエッセイを思い出したりします。

それは松浦寿輝さんの「点の滴り」と題された文章で、思潮社の現代詩文庫に収録

もっとみる
僕が4年前に光文社の最終面接で話したこと|#私の光文社新書

僕が4年前に光文社の最終面接で話したこと|#私の光文社新書

こんにちは、光文社新書の高橋と申します。編集部唯一の20代です。
諸先輩方の精神年齢が若いのか私のおっさん化が加速しているのかわかりませんが(たぶん両方)、和気あいあいとやっております。

高齢化の著しい出版業界ですが、若いだけでみんな優しくしてくれるしおいしい居酒屋も教えてもらえるし、悪くないと思いますよ。就職や転職の候補として是非。

さてさて、「私の光文社新書」と題して、偏愛の光文社新書につ

もっとみる
ある編集部員がダメ学生を卒業できたきっかけ|#私の光文社新書

ある編集部員がダメ学生を卒業できたきっかけ|#私の光文社新書

それは2004年の春のこと、大学を4年で卒業できず就職活動もしていなかった私は、何するともなく昼過ぎにのそのそと起き出し、ぼんやりと「笑っていいとも」を観てから、いつものように井の頭公園のお気に入りのベンチで持参した文庫本を読んでいました――。

とまあエッセイ調に書き始めてみました(笑)。

こんにちは、note担当の田頭です。先だっての投稿で募集した「#私の光文社新書」、僭越ながら「中の人」で

もっとみる
超絶に憧れた本。|#私の光文社新書

超絶に憧れた本。|#私の光文社新書

こんにちは、光文社新書の藤です。
今日は私が憧れた本について書きます。

みなさん、バッタは好きですか? 私は割と好きです。特に詳しくないけど『生命体として強そう』と、虫全般に敬意を抱いています。

あと、まじめで一風変わった人って好きですか?
たとえばバッタに食べられたいと思うあまり、研究者になってアフリカに行くような。私は好きです、大好きです。

光文社新書『バッタを倒しにアフリカへ』(著・前

もっとみる