正義を振りかざす「極端な人」が社会を支配している
9月17日に、『ネット炎上の研究』(勁草書房)の共著者でお馴染みの山口真一先生の新刊『正義を振りかざす「極端な人」の正体』(光文社新書)が刊行されます。コロナ禍で特に顕著となった「SNSでの誹謗中傷」「不謹慎狩り」「自粛警察」といった主にネット上での負の現象を分析し、その解決策を提示した内容です。本記事では刊行に先立ち、「はじめに」の全文を公開します。
はじめに不寛容化する社会 あなたは、このように思ったことはないだろうか。
「最近社会が不寛容になった」
「ネットは攻撃的