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新刊情報【まとめ】

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毎月の新刊についての記事をまとめたマガジンです。なお、光文社新書では毎月16〜19日くらいに、5冊前後の新刊を発行しています。
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記事一覧

島村菜津さんの新刊『世界中から人が押し寄せる小さな村~新時代の観光の哲学』より「…

 まえがき――増える廃村と空き家 イタリア半島は、島国である日本のほぼ五分の四の大きさだ…

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お金の増やし方、ではなく、価値ある使い方を学ぶ……新刊『お金の賢い減らし方』(大…

『90歳までに使い切る お金の賢い減らし方』はじめに まずは本書を手に取っていただいたみな…

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イーロン・マスク、ジェフ・ベゾスはなぜ宇宙を目指すのか!? 「宇宙ビジネス」を展望…

 想像してみてください。宇宙ビジネスが花開いている近未来を。 「はやぶさ2」がサンプルを…

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【光文社新書】2023年2月刊4冊の内容を3分で!

①筒井淳也『数字のセンスを磨く』私たちは数字に取り囲まれて日々を送っている。だが、数字を…

光文社新書
3週間前
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「日本一の頭脳」たちはどこから集うのか|小林哲夫

東大=日本一の大学 政治家、官僚、一部上場企業の社長、最先端分野の研究者などには、東京大…

光文社新書
3週間前
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増税気運が高まるかたわらで、放置されている約8.3兆円もの税金|高橋祐貴

放置される8.3兆円 基金は本来、必要額が見込みにくい事業のために設置されるものだ。その年…

光文社新書
1か月前
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哲学にとっては2000年以上のテーマーー「友情」について考えた哲学者をたどる|戸谷洋志

プロローグ漫画家である尾田栄一郎の代表作に、『ONE PIECE』がある。一九九七年から連載が開始され、爆発的なヒット作品となったことで知られている。現在、史上最高の累計発行部数を記録している。 『ONE PIECE』は、海賊たちが覇権を争う、架空の世界を舞台にした物語だ。単行本の一巻において、主人公のモンキー・D・ルフィは、世界のどこかに隠された財宝を手に入れ、「海賊王」の称号を得るために、旗揚げをする。 小舟で一人、村を出たルフィは、ある島でコビーという名の少年と出会

現代社会に欠かせない「数字」との上手な付き合い方|筒井淳也

数字には複雑な事情がある 2020年から、世界中の人はしばらく数字にとりつかれた日々を送るこ…

光文社新書
1か月前
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【光文社新書】2023年1月刊4冊の内容を3分で!

①小野貴也『社会を変えるスタートアップ』障害や難病などを抱える「就労困難者」が適切な収入…

光文社新書
1か月前
5

社会課題の解決と利益追求は両立できる|小野貴也

はじめに 日本の就労困難者数、およそ1500万人。 20年後の労働人口数、1500万人超の…

光文社新書
2か月前
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『教育大国シンガポール』で5年暮らした研究者の現地からの報告――母親、子どもたち…

はじめに 2022年、春。麗らかな日差しに、風が吹くとまだ少し肌寒かった4月1日、私は自…

光文社新書
2か月前
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一体誰がつくったどんな味? 「おふくろの味」ミステリーの謎を解く|湯澤規子

「おふくろの味」という世界 聞きなれた言葉であるがゆえに、実体があると思い込んでいるもの…

光文社新書
2か月前
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【光文社新書】2022年12月刊5冊の内容を3分で!

①岡嶋裕史『Web3とは何か』「Web2.0」と何が違うのか? ビジネスや社会への影響は?――「巨…

光文社新書
2か月前
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誰が、なぜ、どのように「小学校受験」を選択しているのか…?? 教育学者が当事者の声を含めリアルに報告|望月由起

はじめに 子どものために「よい教育環境」といわれる場があれば、多くの親はそれを我が子にも与えたいと願うだろう。現代の日本社会では、学歴社会や受験競争の弊害がしばしば指摘される一方で、子どもを育てる当事者目線でみれば、我が子の将来、学力、受験、通塾などは依然として大きな関心事であり、教育費の負担のみならず、生活全般に影響を及ぼしている家庭も少なくない。 近代以降の日本社会は、「業績主義(能力や努力の結果に基づいて、社会的地位や処遇を決定すべきという考え方)」と「職業選択の自由