コミック入り机上資料

「マッチョ」で「男性的」なロックの時代を塗り替えたクイーンの、「暗い」「奇妙な」曲

映画の大ヒットも記憶に新しいクイーンの名曲『ボヘミアン・ラプソディ』。「過去1000年でイギリス人が選んだ最も重要な曲」はどこか「ヘン」な曲でもあります。そこに込められていると噂される、ある「謎」のことを知っていますか?
映画研究者かつクイーンの音楽を愛する菅原裕子さんが、「謎」を追いかけた先に見たものとは――
前回の記事(イントロダクション)はこちらから。
連載全体の見取り図はこちらからご確認できます。
ぜひクイーンの音楽を聴きながら、ゆっくり楽しんでください。
(今回の記事は頂いた原稿を端折らずにすべて公開しております!)
大学の授業でこの動画を見せると反応が様々で楽しい。あっけにとられ、言葉を失う学生、脚細い~!とうらやむ女子学生も(同感)。映画を観た人も少しずつ増えてきて、中にはすでに歌詞をソラで覚え、初めから完璧に口を動かしている強者も(感激)。

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 映画『ボヘミアン・ラプソディ』の大ヒットであらためてクローズアップされたこの楽曲。昔から知っていた人、今回初めて耳にした人、様々だろうが、以前聞いたことがある人にとっても、案外知っているようで知らない、実は未知の曲なのではないだろうか。まずこの曲の概要を、発表当時のグループの動向と共にざっとまとめてみよう。

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