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マスコミ嫌いのフレディがこっそり打ち明けた「プライベートな曲」が意味するもの

映画の大ヒットも記憶に新しいクイーンの名曲『ボヘミアン・ラプソディ』。「過去1000年でイギリス人が選んだ最も重要な曲」はどこか「ヘン」な曲でもあります。そこに込められていると噂される、ある「謎」のことを知っていますか?
映画研究者かつクイーンの音楽を愛する菅原裕子さんが、「謎」を追いかけた先に見たものとは――
前回の記事(第2章―後半)はこちらから。
連載全体の見取り図はこちらからご確認できます。
ぜひクイーンの音楽を聴きながら、ゆっくり楽しんでください。
(記事は頂いた原稿を端折らずにすべて公開しております!)

決定的な解釈は存在しない

前回まで、『ボヘミアン・ラプソディ』を1000年に一つの特別な曲にたらしめた音楽的な特徴について概観してきた。しかしそれでも、謎は深まるばかりではないだろうか。とりわけ、その歌詞である。思わせぶりともいえるような謎めいた物語。どうも物騒で深刻なようであるし、しかし、そうでもないと覆そうとしているようにもとれる。諸説入り乱れているが決定的な解釈はない。依然として謎のままである。

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