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光文社新書
2022年6月9日 17:30
【連載】農家はもっと減っていい:大淘汰時代の小さくて強い農業⑥㈱久松農園代表 久松達央大きなトレンドには目を塞ぎ、「緊急対策」で目先の不満をガス抜きするのは農政の変わらぬ十八番です。コロナ禍の下でも「販売促進緊急対策事業」と称して、一部の農産品、水産品のEC販売の送料を無料にするというキャンペーンが行われています。「農家や漁師を助けて下さい!」というフレーズは、とにかく一部の都市住民の心を
2022年6月2日 17:30
【連載】農家はもっと減っていい:淘汰の時代の小さくて強い農業⑤㈱久松農園代表 久松達央農業は清貧で善なるもの、という都市住民のイメージは大変根強いものです。農業を主な仕事とする基幹的農業従事者は2020年時点で136万人。人口比でいうと1%ちょっとしかいませんので、大都市圏に住んでいる人はそもそも農業者と直接の接点がないのでしょう。日本と米国の間に深刻な貿易摩擦があった1980年代から90
2022年5月19日 17:30
㈱久松農園代表 久松達央8月に刊行予定の新著の抜粋連載、たくさんの方に読んで頂き嬉しく思っております。今回は、本の中身を少し離れて、執筆に至った背景などを綴ってみたいと思います。もともと長い文章を書いたこともなかった私が、たまたまご縁を頂いて2013年-14年に2冊の本を出しました。サラリーマン家庭に育ち、ろくに準備もせずに農業の世界に飛び込んだ人間が悪戦苦闘する中で考えたことをまとめ