恋愛学で読みとく「文豪の恋」

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人気連載「恋愛学で読みとく『文豪の恋』」が光文社新書になりました!

みなさん、こんにちは。note担当の田頭です。

下のトップ画像、見覚えのある方も多いのではないでしょうか? そうなんです、実はこのnoteのスタート以来、ずっと人気を集めていた森川友義先生の連載「恋愛学で読みとく『文豪の恋』」が、ついに1冊の本にまとまったんです!

光文社新書9月刊です!

今日9月17日に紙版は全国発売、電子版も本日同日発売となっています! ちなみにこちら、noteの連載が初

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大学生の私が【森川友義×鈴木涼美】対談に立ち会って思ったこと

こんにちは。大学4年生、最後の学生生活を自宅で粛々と過ごす清水(きよみず)と申します。こちらの光文社新書編集部には去年からおじゃましていて、このnoteでも、過去に2つほど記事を担当しました。

もし、万が一、名前や記事に見覚えがある方がいらしたら、某夢の国ーー海ver.の某ウミガメさんの某アトラクションのように、「さ〜いこうだぜ〜!」と勢いよく両手を挙げたい気分です。ご存じでなければ無視してくだ

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【森川友義×鈴木涼美 対談】文豪たちが描いた恋は、私たちにも当てはまる!?

恋愛学者の森川友義先生が光文社新書『恋愛学で読みとく文豪の恋』を上梓されたことを記念して、作家の鈴木涼美さんとの対談が実現しました。恋愛について、独自のアプローチでそれぞれ著書を多く出されているお二人。いわば恋愛のエキスパート同士は、文豪たちが描いた恋をどう読み、どう考えるのでしょうか。「文学」の権威にとらわれることなく、歯切れよくトークが弾んだ対談、恋愛についてなんだかすごく「分かる」気になれま

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『風立ちぬ』が示す4つの視点から、幸せな夫婦のあり方について考える #9_2

宮崎駿監督が映画『風立ちぬ』の着想を得たことでも知られる、堀辰雄の不朽の名作『風立ちぬ』。長らく生と死の意味を問う小説として知られてきましたが、実は「結婚」という視点に着目すると、作品の新しい魅力が浮き彫りになるものでした。後編では、『風立ちぬ』が示唆する「幸せな夫婦」のあり方について考察していきます。

前編はこちら。

その① 夫婦関係が長期的でないこと

『風立ちぬ』の場合、2人の関係は短期

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堀辰雄『風立ちぬ』 は夫婦間の幸福を描ききった小説として再評価されるべきだ #9_1

さて、この連載もいよいよ最終回です。最後は、堀辰雄『風立ちぬ』を採り上げたいと思います。

これはいままで解説してきたどの作品とも似ていない、特異な恋愛小説です。何が特異かというと、恋愛というよりも「結婚」に重きをおいた内容だからです。

この作品で問われているのは、夫婦間における「愛」と「幸福」です。読者のみなさんが結婚されているならば、この2つがどれだけもろく貴重なものかご理解いただけると思い

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三島由紀夫が『潮騒』の成功と引き換えにあえて書かなかったことについて考える #8_2

三島由紀夫といえば、言わずと知れた昭和の大作家。華麗な文体、緻密な描写のイメージですが、この『潮騒』は何かがおかしい…? 前編ではこの小説の不自然さについて検証しましたが、後編で考えるのは、「足りないもの」について。三島由紀夫ははたして『潮騒』で何を書き、そして何を書かなかったのでしょうかーー。

前編はこちら。

その③ 初江が新治を好きになった理由が不明

新治がなぜ初江を好きになったのかは不

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三島由紀夫『潮騒』のどうにも拙い恋愛描写の裏に隠された意図は何なのか? #8_1

これまで恋愛学の知見を総動員して文豪たちの小説を斬ってきましたが、前回までの7つの作品は、少なくとも恋愛学で「割り切る」ことができました。たとえば経済学で用いる「恋愛均衡説」、市場原理の「恋愛市場」「結婚市場」「浮気市場」に基づく分析、進化生物学の知識を用いた「五感と恋愛」、ホルモンや脳内神経物質を分析する「社会内分泌学」といった観点から解説することで、深く、新しい視点で読むことが可能になったかと

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「同性愛」と「処女性」――『伊豆の踊子』を真に理解するにはこの2つのキーワードが必要だ #7_2

前回で詳しく分析したように、「恋愛小説」とは呼ぶにはあまりに特異な『伊豆の踊子』。しかしどうやら映画やドラマに見られるような、単純な青春の物語ではないようです。後編では、川端康成が作り出した作品世界に、さらに深く切り込む視点を提示します。

前編はこちら。

「異性愛」へのめざめなのか?

ここでぜひ知っておかなければならないのは、作者である川端の性的志向です。実は当時の川端は同性愛者でした。これ

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川端康成『伊豆の踊子』に、本当に「恋愛」が存在したのかを検証する #7_1

この連載ではここまで、文豪たちの数々の名作を読んできました。『こころ』から始まり『痴人の愛』まで、6つの小説を恋愛学の見地から批評してきたわけですが、そのどれもが恋愛という夜空に舞う豪快な打ち上げ花火というべき作品ばかりでした。読みごたえがあり、圧倒される迫力がある。それだけに批評のしがいもありました。

ところが今回の『伊豆の踊子』、こちらはまったく異なります。圧倒されません。迫力もありません。

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『痴人の愛』のナオミをやがて待ち受けるのは、夫にあっさり捨てられる運命である #6_2

「テストステロン」と「ドーパミン」の2つの化学物質が、いかに恋愛関係に大きく作用するかを指摘した前回。後編では、この視点をいよいよナオミと河合の関係に当てはめて考察していきます。従来的には、河合がナオミに支配されるマゾヒズムの文脈で読解されることが多かった『痴人の愛』ですが、はたして…? 文豪・谷崎潤一郎屈指の傑作が、小説としていったい何を描けているのかを明らかにします。

前編はこちら。

テス

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谷崎潤一郎『痴人の愛』を読みとく、マゾヒズムとはまったく異なる視点を提示する #6_1

『痴人の愛』は、谷崎潤一郎が男女の関係を「私小説」ふうに綴った長編小説です。この作品は男女の性格や行動を非常に細かく描写している点で他の小説とは一線を画していて、この観点に立てば近代文学の最高傑作のひとつと言えるでしょう。この連載でもいろいろな名作を見てきましたが、この『痴人の愛』の恋愛心理描写の緻密さは、夏目漱石の『こころ』に匹敵するレベルです。

『痴人の愛』は関東大震災の翌年の1924年から

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