土門拳、森山大道、荒木経惟、杉本博司…日本を代表する写真家たちは何を語ってきたのか
東京工芸大学芸術学部写真学科教授であり、また自らも写真作品を発表する圓井義典氏は、このたび初の単著となる『「現代写真」の系譜』(光文社新書)を上梓しました。日本を代表する写真家たちの肉声をたよりに、国内外の芸術作品や論考などを参照しながら「現代写真」の系譜全体を解説します。本書を通して、写真家たちが何をもって「良い」写真としているのか、どうしてそのような判断をしているのか、1930年代に書かれたヴァルター・ベンヤミンの写真論などが、なぜいまだに議論の俎上にあがるのかといった、