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#辛酸なめ子
どうする、老眼|辛酸なめ子
第六感が磨かれます 40代に入った頃から、かすみ目や疲れ目などに悩まされるようになりました。もともと遠視や乱視があり、目があまり良くなかったのですが、気合いでなんとか見ていました。それが、年を重ねるごとに無理がきかなくなってきたようです。もしかしたら、外界のものばかりに目を向けず、自分の内側を見つめる、というフェーズに入ったのでしょうか。
同年代の友人と集まると、薄暗いレストランで料理を頼もう
「自己肯定感高い系」の人たち|辛酸なめ子
「人生100年時代」の後半へ 人生100年時代と言われていますが、後半になって焦燥感にかられてきました。インスタを見て、意識高い系や能力開発系のセミナーを見つけるたび、ついクリックしてメルマガ登録したりオンラインセミナーを受けたりしています。
今の自分に足りていないのは、英語力や人前で自分の考えを話すプレゼン能力など……。そこでまず登録したのが「英語で年収1500万円を目指す」という外資系英語
日本人の炎上癖|辛酸なめ子
炎上は不安の裏返し 先日、出版社や映画会社に勤める長年の友人たちと食事していた時のこと、最近の炎上ニュースの話題になりました。フワちゃんが芸人のやす子氏に心ない言葉を浴びせた件や、佐々木希氏とジュエリー職人のトラブルなど。
たしかに当事者同士で解決すれば良いですが、そんなにことがシンプルにおさまらなくなってしまったのがネット社会。そして、日本人は世界でも有数のいじわるな国民性だという「週刊現代
革新的認知症予防|辛酸なめ子
もの忘れ予防策が覚えられません 年々、悪くなっていく記憶力。固有名詞が出てこないのはもちろん、前日に食べたものもなかなか思い出せません。そんな話をスピリチュアル系の知人にすると「それは瞬間に生きているということですね」と肯定してもらえるのですが、その言葉に甘んじるのも危険な気がしています。
「週刊現代」(2024年7月20日・27日号)の認知症特集を読んだら、日本人は他の国の人と比べて、悲観的
「嘘ツアー」へようこそ|辛酸なめ子
フェイクニュースで心がすさむ日々 嘘だらけの世の中、ネットではフェイクニュースが入り乱れ、油断しているとつい信じてしまいそうになります。
例えば、世界中の人が邪推して陰謀論に翻弄されたのが、イギリスのキャサリン妃の一件。腹部の手術後、世間に姿を見せなくなり、加工した家族写真を発表したキャサリン妃を巡り、様々な噂が飛び交いました。実は夫のウィリウム皇太子がチョルモンドリー侯爵夫人サラ・ローズ・ハ
令和の新・お伊勢参り|辛酸なめ子
映えとマウントなしの「本気」参拝へ 日本の神社の最高峰である伊勢神宮。かつてお伊勢参りは日本人の一生の夢でしたが、今は新幹線や近鉄を乗り継いで比較的スムーズに参詣できるようになりました。それでも、乗り換えが面倒とか名古屋からも遠くて行くのが大変、と言っている人がいて現代人は贅沢です。
私はここ数年、何かに呼ばれるように毎年伊勢の神宮に参拝していました。しかし友人知人とのお伊勢様参りは、友人たち
「滅亡予言」13年周期説|辛酸なめ子
『私が見た未来』の予知夢なぜ定期的に滅亡予言が発生するのでしょう……。もしかして人は心のどこかで滅亡を望んでいるのでしょうか。増税、物価の高騰、上がらない給料、漫然と続く生活、地球の環境の悪化など人生の不安について考えると、いっそ全てをリセットした方が良いのではないか、と……。
このところスピリチュアル界隈や都市伝説界隈の方々に会うと、2025年の7月の予言の話が出ることが多いです。
それは、
チョコザップ沼|辛酸なめ子
気になってきた大人のたしなみ 大谷翔平選手と真美子さんが知り合ったのは、ジム的な練習施設だった、と報じられていました。ジムには意識が高い人が集まるのでしょう。そんな出会いを期待しているわけではないですが、常日頃運動不足を実感しているので、何かしなければという思いでいました。地下鉄の階段を上がるだけでかなりの疲労感が。また、家でじっとしているとネガティブなことを連鎖的に考えて不安が大きくなっていくの
もっとみる伝説の野草茶を求めて|辛酸なめ子
八ヶ岳の秘密結社 そのお店の話題は、健康に詳しい人や、カフェをやっている人などから何度か聞いたことがありました。山の中に知る人ぞ知るお店があって、女主人が調合した野草茶が売られている。その野草茶は行ってすぐ買えるわけではなく、そのお店の女主人が、この人なら、と認めた人しか買えない。何人かで行ったけれど、許しが出なくて買えなかった人がいる、というどこか秘密結社のような集まりで。関門を突破しなければ買
もっとみる生成AI、どう使う?|辛酸なめ子
消えた10万円 生成AIを活用できるかできないかが、運命の分かれ道……。そんな空気が高まっている中、インスタに流れてくる「ChatGPTセミナー」のURLをついクリックしてしまいます。2020年のコロナ禍に、手に職をつけなければと焦燥感に駆られた感覚が蘇ります。データサイエンティストに憧れて「データサイエンススクール」に10万円(全国民に配られた給付金)を入金したけれど、結局何も身に付かなかった件
もっとみる私の歯医者克服法|辛酸なめ子
「その遺伝子、ほしいです!」 先日、LINEグループに、大きめの虫歯が見つかってショックだと書き込んだところ、とくに誰からも反応がなく……。いたわりの言葉や、はげましの言葉があったら心強かったのですが、仕事関係の仲の良い方々のLINEグループで、皆さん忙しいからリアクションできなかったのかもしれない、と思いました。
でも、そのあと皆で集まった時に、歯医者の話題になって驚きました。2人の女性は「
「なぜかお金がある人たち」研究|辛酸なめ子
「景気が良い人たち」の不思議 先日、記者やライターとして長い経歴を持つ少し年上の友人と話していて、「そういえばこの30年間、原稿料って全然上がってないんですよね」と言われ、ハッとしました。物価上昇を身にしみて感じていたので、もしかしてこれが「スタフグレーション」というものかもしれません……と、書いて検索したら正しくは「スタグフレーション」だったことが判明し、意識の低さを痛感。友人に「いや、それどこ
もっとみる光合成、はじめます……?|辛酸なめ子
体調と人間関係のトレードオフ 肉をほとんど食べない生活になってから3年半。子どもの頃は肉至上主義の家で育ったため、料理に肉がたくさん入っていると嬉しい、という思考回路でした。30代前後、肉の中でも牛肉を食べるともやもやしたり集中力が落ちることに気付き、まずは牛肉をやめました。そして2020年の2月頃、マイクロブタカフェでブタと友だちになれると思ったのがきっかけとなり、豚肉と鶏肉も含めて肉全般をでき
もっとみる「最近楽しいことあった?」問題|辛酸なめ子
「落ち着いたら会おうね」の副作用 このところなぜか友人知人と疎遠になっています。「コロナが落ち着いたら会おうね」と、コロナを口実に数年間、会う機会が減っていた友人が何人かいました。コロナ禍が明けてからは「落ち着いたら会いましょう」と言われて、何が落ち着いたらなのか、もはや主語がなくなっています。他にも、一年半以上前にお花見に行こうと計画していたのに「日時が決まったら連絡します」と言われたまま音信が
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