コロナ・ショックと非正規独身女性の「声なき声」
「社会のインフラを支えているのは私たち」パートで生計を立てているひとり暮らしの祐子さん(仮名、61歳)は、コロナ禍で厳しい状況に置かれている。
祐子さんは4年ほど前から病気を患い、フリーランスの本業だけでは生活が厳しくなってパートを始めた。日中は本業の仕事を続けつつ、ドラックストアで週2日は夜12時から朝6時までの品出し勤務、週4日は朝7時から11時の早朝勤務で働いている。深夜・早朝は時給が1・25倍になるからだ。
朝6時過ぎ、仕事を終えて郊外に向かう下り電車に乗ると、マ