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全文公開【まとめ】

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#私の仕事

戦車の隣を走り抜けて——市民生活を支えるウクライナのボランティア

 2023年2月24日、突如として始まったロシアのウクライナ侵攻。「首都キーウはすぐに陥落する…

光文社新書
9か月前
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「日本一の頭脳」たちはどこから集うのか|小林哲夫

東大=日本一の大学 政治家、官僚、一部上場企業の社長、最先端分野の研究者などには、東京大…

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増税気運が高まるかたわらで、放置されている約8.3兆円もの税金|高橋祐貴

放置される8.3兆円 基金は本来、必要額が見込みにくい事業のために設置されるものだ。その年…

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哲学にとっては2000年以上のテーマーー「友情」について考えた哲学者をたどる|戸谷洋…

プロローグ漫画家である尾田栄一郎の代表作に、『ONE PIECE』がある。一九九七年から連載が開…

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一体誰がつくったどんな味? 「おふくろの味」ミステリーの謎を解く|湯澤規子

「おふくろの味」という世界 聞きなれた言葉であるがゆえに、実体があると思い込んでいるもの…

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私たちに古文は本当に必要なのか、歴史を通じて本気で考えてみた|前田雅之

他者としての古典 古典を学ぶ価値や意味はあるのか?  その答えはおそらくこういうものだろ…

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プロボノと利他と広告と。杉山恒太郎さん、山口周さんの特別対談を公開!――新刊『広告の仕事』より

上の記事では『広告の仕事』から「はじめに」と目次を公開中です。 プロボノの大きな意味 杉山 まず山口くんに話を深めてもらいたいのは、プロボノのこと。 本文にも書いたけれど、新型コロナウイルスの影響を受けて、銀座の街が本当に大変なことになった。第一回目の緊急事態宣言の頃は、日本で一番のゴーストタウンになっていたと思うよ。生活のない街だし、本当に人っ子一人いなかったからね。 僕もライトパブリシティに移籍して一〇年、銀座で暮らしている中で老舗の旦那衆と呼ばれる若い経営者たち

「都市か、地方か」の不毛な二項対立の思考には陥らないほうがいい理由|小松理虔

 地方都市に暮らしている立場でいうのもなんだけれど、コロナ禍でよく語られた「これからは都…

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なぜ私は「友だち」という言葉を使わないのか|石田光規

「友だち」を意識しない 自らが動かなければ、つながりから漏れる可能性のある時代を生きる私…

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「会話」の魅力と企みについて、あの人気作品を題材に考える|三木那由他

はじめに 会話とはどういった営みなのでしょうか? ひとは会話をすることでいったい何をして…

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大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の時代は、悲惨なほどの抗争の連続だった|細川重男

序 殺し合いの時代 源頼朝が死んだ。  時に正治元年(一一九九)正月十三日。五十三歳。 …

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なぜGAFAはわずか30年で世界のトップ企業となりえたのか|山根節 牟田陽子『なぜ…

第二の波〈産業革命〉の勝者・日本あらためてGAFAと日本企業を市場が評価する価値で比較し…

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鎌倉が世界遺産に選ばれないのはその歴史に理由がある|高橋慎一朗『幻想の都 鎌倉』…

はじめに 鎌倉は、不思議な「古都」である。現在の鎌倉は、東京から電車で一時間ほどで到着す…

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物理学は歴史が面白い! 「万物の理論」を探し続ける2500年の物語|冨島佑允

何かと計算や公式の多い物理学。熱力学のエントロピーに躓いて、波動でsin, cos, tanを用いた計算に頭を抱えた覚えがあるのではないでしょうか。「他と比べて物理学は苦手だ(だった)」という人も少なくないのでは——。もしそうであるなら、まずはその歴史、つまりは「物理学史」から始めてみるのはいかがでしょう。世界の法則を解き明かそうと試行錯誤を重ねた天才たちのドラマを知れば、物理学は途端に面白くなります。光文社新書4月刊、冨島佑允さんの『物理学の野望』では、そんな2500年の歴