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新刊情報【まとめ】

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毎月の新刊についての記事をまとめたマガジンです。なお、光文社新書では毎月16〜19日くらいに、5冊前後の新刊を発行しています。
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#新刊

指導する側も知っておきたい!「研究の心得」とは――よい探究活動には支援が必要:『…

◆よい探究活動をするには支援が必要 私が大学院生だった時、学科の教官たちが持ち回り形式で…

光文社新書
12日前
28

新刊の内容を3分で! 光文社新書2024年4月刊

①前野 ウルド 浩太郎『バッタを倒すぜ アフリカで』13年にわたるフィールドワークと実験の成…

光文社新書
2週間前
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仮説をしっかり考え抜いた人だけが、見込み外れを幸運なチャンスにできる:『「探究学…

◆失敗こそが大チャンス 調査や実験の結果、当初に持っていた仮説や予想とは違う結果が出てし…

光文社新書
2週間前
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大人こそ学びたかった――思考を広げ、課題を見つけ、自ら解く力:新刊『中高生のため…

はじめに 「探究学習」とは何か? 最近、『探究学習』がブームのようです。 高校の前を通る…

光文社新書
3週間前
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心配性なのは進化のせいでもある!? 身近にあふれる「進化」の話|河田雅圭

ダーウィンの『種の起源』が刊行されてから150年以上が経った今、進化論のエッセンスは日常に…

光文社新書
3週間前
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生き延びるためには、勇ましくあってはならない|森村泰昌の「人生論ノート」

その家はまだ生き延びているだれも住んでいない家がある。かつてそれは私の実家だった。いまは…

光文社新書
3週間前
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日々の労働が作り上げた「よくゆるんだ身体と中心軸」:新刊『頭上運搬を追って』「はじめに」を公開|三砂ちづる

はじめに 2023年末、ドジャースに入団会見をした元オリックスの山本由伸投手は、2021年のオリックスのリーグ優勝の際に出た記事の中で語っている。 前年のオフの時に、昔の女性が米俵を担いでいる写真を見て、こう思ったそうだ。 「昔の女の人が米俵を担いでいる写真。担げるの?って思うじゃないですか。コツを知っているから持って運べる。人間にはそれだけの力があるはずなんです。トレーニングしているわけではないのに、生きるためにこういうことができる。じゃあ筋肉じゃない。自分の体の重心

新刊の内容を3分で! 光文社新書2024年3月刊

①本道敦子 山谷真名 和田みゆき『〈共働き・共育て〉世代の本音』当事者インタビューで明らか…

光文社新書
1か月前
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隣人、同僚、見知らぬ他人を羨ましく感じてしまうのは、なぜ!?|山本圭

嫉妬の悪名高さ嫉妬は誰しも多かれ少なかれ馴染みのある感情に違いない。心当たりがあると思う…

光文社新書
2か月前
45

大江健三郎とは何者だったのか。没後1年を機に考える|井上隆史

二〇二三年三月三日、大江健三郎がこの世を去りました。八十八歳でした。 東京大学でフランス…

光文社新書
2か月前
32

新刊の内容を3分で! 光文社新書2024年1月刊

①森本恭正『日本のクラシック音楽は歪んでいる』これまで日本で検証されてこなかった「真実」…

光文社新書
3か月前
22

年老いたら「最期は家で死にたい」その希望をどう叶えたか…30人のストーリーに学ぶ|…

はじめに――「ヨロヨロ、ドタリ」のそのあとで 私は広島で、2008年9月から、在宅緩和ケ…

光文社新書
3か月前
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ヒトの脳はなぜ大きい? 高度な認知能力に関与する候補遺伝子|林純一

現在、最も古い生物の痕跡が見つかっているのは約40億年前の地層からです。そこから今に至るま…

光文社新書
3か月前
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○千万円? ○億円? ヴァイオリンがヴァイオリニストを選ぶ|本間ひろむ

リチャード・ブローティガンの短編集『芝生の復讐』に収録されている『スカルラッティが仇となり』という短編小説(というか掌編ですね)の全文である。 いきなり物騒な話で恐縮だが、彼女が手にした拳銃は空っぽだった。ということは、6発しか装弾できないリボルバーだとしても、ヴァイオリンの稽古をしていた男は6発の弾丸を喰らっていたことになる。彼女の怒りの熱量を考えると、どれだけひどい音だったんだろうと思ってしまう……。 ピアノはその美しいキーを指で叩くだけできれいな音が出る。 しかし、