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『教養としてのパンク・ロック』by川崎大助

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『教養としてのロック名盤100』『教養としてのロック名曲100』(いずれも光文社新書)でおなじみの川崎大助さんの新連載が始まります。タイトルは「教養としてのパンク・ロック」。いろ…
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#パンク・ロック

終章:夢破れて、傷つき果て。それでも、なお……——『教養としてのパンク・ロック』…

過去の連載はこちら。 終章:夢破れて、傷つき果て。それでも、なお……英エリザベス女王の逝…

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5:日本人にはポストパンクが難しく、歌謡曲が「簡単」だというその理由——『教養と…

過去の連載はこちら。 第5章:日本は「ある種の」パンク・ロック天国だった5:日本人にはポ…

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3:ブルーハーツがすべてを変えて、「ビートパンク」がなにもかも押し流す——『教養…

過去の連載はこちら。 第5章:日本は「ある種の」パンク・ロック天国だった3:ブルーハーツ…

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2:ボウイは「スターリン?」と笑い、アナーキーは「なーにが日本の」と吠えた~ハー…

過去の連載はこちら。 第5章:日本は「ある種の」パンク・ロック天国だった2:ボウイは「ス…

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1:日本パンクのゆりかごは、『ポパイ』と『ミュージック・ライフ』と原宿だった——…

過去の連載はこちら。 第5章:日本は「ある種の」パンク・ロック天国だった1:日本パンクの…

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4:群雄割拠するポストパンク水滸伝の大河から「永遠に新しいアイデア」が生まれた—…

過去の連載はこちら。 第4章:パンクが死んでも、パンクスは死なない4:群雄割拠するポスト…

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3:百花繚乱のハードコアが、次々に「変異」する。パンクは筋肉系になる——『教養としてのパンク・ロック』第29回 by 川崎大助

過去の連載はこちら。 第4章:パンクが死んでも、パンクスは死なない3:百花繚乱のハードコアが、次々に「変異」する。パンクは筋肉系になる Oi!(オイ!)  ハードコア・パンクの音楽面での直接的ルーツとなったのは、まずはOi!(オイ!)だった。シャム69、エンジェリック・アップスターツ、そしてなにより「最初にOiと呼ばれた」バンド、コックニー・リジェクツ――彼らのナンバー「Oi! Oi! Oi!」などから、このサブジャンル名が生まれた。この曲はもちろん、歌の一番おいしいと

2:パンクの再臨は「ハードコア」から始まった——『教養としてのパンク・ロック』第…

過去の連載はこちら。 第4章:パンクが死んでも、パンクスは死なない2:パンクの再臨は「ハ…

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1:産業化したニューウェイヴが、パンクを消し去った——『教養としてのパンク・ロッ…

過去の連載はこちら。 第4章:パンクが死んでも、パンクスは死なない1:産業化したニューウ…

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5:文学、映画、マンガ……「音楽以外」にパンク・ロッカーはこんな文化を摂取した—…

過去の連載はこちら。 第3章:パンク・ロックの「ルーツ」と「レシピ」とは?5:文学、映画…

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4:プロトパンクの「傑物」たち——『教養としてのパンク・ロック』第25回 by 川崎大…

過去の連載はこちら。 第3章:パンク・ロックの「ルーツ」と「レシピ」とは?4:プロトパン…

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2:ブルースなんて、知らないよ——『教養としてのパンク・ロック』第23回 by 川崎大…

過去の連載はこちら。 第3章:パンク・ロックの「ルーツ」と「レシピ」とは?2:ブルースな…

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1:なによりもまず「60年代」。それから、ガレージ——『教養としてのパンク・ロック…

過去の連載はこちら。 第3章:パンク・ロックの「ルーツ」と「レシピ」とは?1:なによりも…

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7:そしてパンクが終わって、ロックが終わる——『教養としてのパンク・ロック』第21回 by 川崎大助

過去の連載はこちら。 第2章:パンク・ロック創世記、そして、あっという間の黙示録7:そしてパンクが終わって、ロックが終わる ピストルズは「カネの成る木」  ロナルド・アーサー・ビッグズは、このとき48歳、逃亡中の犯罪者だった。イギリスでは「大列車強盗(Great Train Robbery)」の名で知られる事件の、強奪犯の一員だ。63年、ビッグズを含む15人が、バッキンガムシャー州メントモアはレッドバーンの鉄道橋プリデコ橋にて、グラスゴーからロンドンに向かって走る郵便列