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「微笑みの国」タイの光と影

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タイ在住20年のライター、高田胤臣(たねおみ)が綴るタイ社会/タイ人のリアル。日常の小話から政治経済の情勢まで、家族も仕事もタイに根差してきたからわかる本質的なタイ事情を伝えます。
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記事一覧

不動産投資に見るタイ人の楽観主義|「微笑みの国」タイの光と影 vol.30

これまでの連載はこちらから読めます↓↓↓ バンコク都心と郊外のいびつな住宅事情 タイは2…

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タイ人を理解する鍵となる感情「怒り」|「微笑みの国」タイの光と影 vol.29

これまでの連載はこちらから読めます↓↓↓ 同じ系統の民族のラオ族はあまり怒らないのに………

光文社新書
3か月前
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タイ人は保守的なのか新しいもの好きなのか、結局どっち?|「微笑みの国」タイの光と…

これまでの連載はこちらから読めます↓↓↓ 外国人の観光客はいいが在住者は嫌い?  ボクの…

光文社新書
3か月前
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タイ人を雇ってもすぐに辞めちゃうと批判する前に|「微笑みの国」タイの光と影 vol.2…

これまでの連載はこちらから読めます↓↓↓ タイと日本の社会人では根本的な感覚が違う  日…

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5か月前
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タイ人にとっての「会社」「仕事」「働きがい」の意味|「微笑みの国」タイの光と影 v…

これまでの連載はこちらから読めます↓↓↓ 日本とは違う就活システム  タイも日本のように…

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6か月前
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タイの公務員は国民のために働いてはいない(第25回)

これまでの連載はこちらから読めます↓↓↓ 公務員はタイでも安定の就職先だが、その理由は日…

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6か月前
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タイの問題児かつ、タイのよさを持ち続ける"ローソサエティー"(第24回)

これまでの連載はこちらから読めます↓↓↓ タイを構成する大半の民が低所得者層  タイは日本より国土がやや広い一方、人口は日本のほぼ半分くらいだ。首都バンコクの人口が極端に多い。これは稼げる仕事がバンコクにしかなく、生きていくにはバンコクに出るしかなかったという事情もある。ただ、近年はインターネットの発達で、バンコクと地方の情報格差が縮まり、地方暮らしでも稼ぐ手段ができてはいる。それでも、2017年の地域別GDP(1人あたり)は、バンコクとその近郊、あとはプーケットだけが1

「交通」はその国の文化を表す――車社会とタイ人の気質(第23回)

これまでの連載はこちらから読めます↓↓↓ 車優先の社会なので危険がいっぱい 「交通」には…

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医療レベルが高い一方で救急救命がおろそかなタイ(第22回)

これまでの連載はこちらから読めます↓↓↓ 「人任せで知らんぷり」なタイの救急救命  タイ…

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国を挙げて「医療ツーリズム」に乗り出すほどタイの医療レベルが高い理由(第21回)

これまでの連載はこちらから読めます↓↓↓ 東南アジア屈指の医療水準  前職の会社員時代、…

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タイの屋台料理は自己責任で食すべし(第20回)

これまでの連載はこちらから読めます↓↓↓ タイのグルメサイトで「清潔」が重んじられる理由…

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自炊よりも遥かに安い、タイの外食事情(第19回)

これまでの連載はこちらから読めます↓↓↓ 食好き、屋台好きなタイの国民性タイは全土的に自…

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タイ人の時間はゆっくり流れる(第18回)

これまでの連載はこちらから読めます↓↓↓ タイ人が時間にルーズなのは事実? タイ人の友人…

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日本以上に「自画自賛」が好きなタイ人が考えている、自国の魅力(15回)

これまでの連載はこちらから読めます↓↓↓ 微笑んでいないタイ人たちがタイの魅力を語るとき 当連載の最初の話に戻るが、タイ人はタイという国を誇りに思い、タイ人の優良な部分を堂々と外国人に語り、そしてそのひとつとして「タイは微笑の国」と信じている。これまでの連載の中でボク自身が直接見てきたタイ人やタイという国の一部を垣間見てくださった読者ならもうおわかりかと思うが、その微笑には、タイ人の性格のよさを表す意味合いはほとんどない。まったくないとはいわないが、基本的にはタイ人の処世