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Web3とは何か~NFT、ブロックチェーン、メタバース

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新刊『メタバースとは何か~ネット上の「もう一つの世界」』が絶好調の岡嶋裕史さんによる新連載が始まります。テーマは「Web3」。もう15年以上前でしょうか、「Web2.0」という言…
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ブロックチェーンは客寄せパンダ――『Web3とは何か』by岡嶋裕史 第2章 NFT⑫(最終回)

ブロックチェーンは客寄せパンダ――『Web3とは何か』by岡嶋裕史 第2章 NFT⑫(最終回)

過去の連載はこちら。

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audiobook.jpでも音声版が発売になりました。

第2章 NFT⑫(最終回)――NFTの懸念点(続き)ブロックチェーンは客寄せパンダ

こうした用途で重要なのは、「でかいこと」なのである。1つ1つのゲームが閉じても、続いて行くであろうでかさ。同好の士が容易に出会える土壌としてのでかさ

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「ブロックチェーンを使うから民主的です」というお為ごかし――『Web3とは何か』by岡嶋裕史 第2章 NFT⑪

「ブロックチェーンを使うから民主的です」というお為ごかし――『Web3とは何か』by岡嶋裕史 第2章 NFT⑪

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第2章 NFT⑪――NFTの懸念点(続き)NFTアートの資産価値

NFTアートの資産価値についても触れておかなければならないだろう。

2020~2021年はNFTの萌芽期であったし、かつコロナ禍によって投資マネーが行き場を失ってだ

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「アートをNFT化する」ってどういうこと?――『Web3とは何か』by岡嶋裕史 第2章 NFT⑩

「アートをNFT化する」ってどういうこと?――『Web3とは何か』by岡嶋裕史 第2章 NFT⑩

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第2章 NFT⑩――NFTの懸念点(続き)トークンにアートを埋め込むことはほぼない

最初にNFTを考え、使い始めた人たちはこうしたずれを飲み込んで、「将来リアルな社会での規範や法律と整合が取れるだろう。自分たちはその先駆けだ」と納得

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NFTは暗号資産と同じ轍を踏む?――『Web3とは何か』by岡嶋裕史 第2章 NFT⑨

NFTは暗号資産と同じ轍を踏む?――『Web3とは何か』by岡嶋裕史 第2章 NFT⑨

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第2章 NFT⑨――NFTの懸念点NFTを巡る状況や、なぜ期待され注目を集めているかの説明は、ここまでで追えたと思う。ここからは、NFTの懸念点を議論していきたい。

唯一性があやしい

まず、唯一であることと、本物であることは違う。

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イーサリアムに人と金が集まる理由――『Web3とは何か』by岡嶋裕史 第2章 NFT⑧

イーサリアムに人と金が集まる理由――『Web3とは何か』by岡嶋裕史 第2章 NFT⑧

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第2章 NFT⑧――不透明な分野で力を発揮こうした文脈のなかで、アート分野で立ち上がったDAOがNFTだと考えることができる。

アートはとても不透明な分野であった。どんなふうに価格が決まっているのか、素人にはとてもわかりにくい。投機

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ビットコインvs.イーサリアム――『Web3とは何か』by岡嶋裕史 第2章 NFT⑦

ビットコインvs.イーサリアム――『Web3とは何か』by岡嶋裕史 第2章 NFT⑦

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第2章 NFT⑦――ビットコインvs.イーサリアムイーサリアムのほうがトランザクションが多い

下の2つの図はビットコインとイーサリアムの比較データである。

ビットコインの運用開始(ブロック0が作られた日)は2009年1月4日、イー

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NFTで、あと10年は食える――『Web3とは何か』by岡嶋裕史 第2章 NFT⑥

NFTで、あと10年は食える――『Web3とは何か』by岡嶋裕史 第2章 NFT⑥

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第2章 NFT⑥――デジタルデータなのに一品ものただ、実態としては絵画などのアートはこの方向へは進まなかった。確かに、これまでに築き上げてきたビジネスモデルを転換するのは容易ではないし、商品としての性質も書籍などと比べれば薄利多売の大

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コピーが本物になる時代の技術――『Web3とは何か』by岡嶋裕史 第2章 NFT⑤

コピーが本物になる時代の技術――『Web3とは何か』by岡嶋裕史 第2章 NFT⑤

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第2章 NFT⑤――コピーが本物になる時代ステガノグラフィや電子透かしとの違いすると、「本人が作ったデータだと確認できるなら、絵画にもデジタル署名すればいいのでは」と考える人もいるかもしれないが、これがダメなのだ。

デジタル署名は

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デジタル署名とは異なるNFT――『Web3とは何か』by岡嶋裕史 第2章 NFT④

デジタル署名とは異なるNFT――『Web3とは何か』by岡嶋裕史 第2章 NFT④

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第2章 NFT④――デジタル署名と何が違う?まず、NFTがデジタル署名とは違うことを先に指摘しておく。

「デジタルデータはいくらでもコピーできるし、改ざんもたやすい」ことはずっと前から知られていた。それに対する最初の態度は、「だから、デジタルデータはビジネスには使えない。おもちゃである」というものだった。

しかし、デジタ

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デジタルデータだけれど、オリジナルであることを見分けられる技術――『Web3とは何か』by岡嶋裕史 第2章 NFT③

デジタルデータだけれど、オリジナルであることを見分けられる技術――『Web3とは何か』by岡嶋裕史 第2章 NFT③

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第2章 NFT③――デジタルデータで唯一性を証明したいこの章ではNFTについて考えていきたい。

そもそもNFTとは何なのか。何のための技術なのか。

これは、「デジタルデータで唯一性を証明したい」に尽きる。デジタル技術はその登場と洗練によって、多くのビジネスを変えてしまった。

「唯一無二のオリジナルがあって、みんなが

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ただの一技術に夢を見てはいけない――『Web3とは何か』by岡嶋裕史 第1章 ブロックチェーン⑩

ただの一技術に夢を見てはいけない――『Web3とは何か』by岡嶋裕史 第1章 ブロックチェーン⑩

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今一番売れているメタバース関連書。現在6刷です。

第1章 ブロックチェーン⑩――使いにくいシステムこれらを総じて、私はブロックチェーンを使いにくいシステムだと考えている。先に述べたような理由から、みんながみんなを疑わなければならないような環境(紛争地帯で政府や金融機関がまったく信用できなかったり、人権侵害でIDを発行してもらえる見込みがないなど)では絶大な威力を発揮する可

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利用者は面倒なことはしない――『Web3とは何か』by岡嶋裕史 第1章 ブロックチェーン⑨

利用者は面倒なことはしない――『Web3とは何か』by岡嶋裕史 第1章 ブロックチェーン⑨

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第1章 ブロックチェーン⑨――書き込み専用・改ざん困難のデメリット3つ目の、書き込み専用・改ざん困難であることも考えてみよう。

これのデメリットは容易に想像がつくと思う。これまでに説明したようなやり方でブロックの連鎖を編み上げていくので、データの変更はきかない。過去のデータを上書きして更新したい用途には使えない。

だか

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