光文社新書
光文社新書の公式noteです。2021年10月17日に創刊20周年を迎えました。光文社新書の新刊…
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第8回 大塚英志がよみがえらせた江藤淳の現在性|三宅香帆
批評家が「人」について語る?本書は、批評家・大塚英志が、文芸批評家・江藤淳と、江藤淳と同じ系譜に連なる日本の文芸作品について評論した一冊となっている。
論じられた江藤淳とは、戦後活躍した文芸批評家である。一方、論じた大塚英志は彼より30歳ほど年下のサブカルチャー批評家。政治から漫画、文芸批評に至るまで、さまざまな分野の批評をおこなっている。
そんな大塚英志が、江藤淳のことを批評した本。――なん