光文社新書

光文社新書の公式noteです。2021年10月17日に創刊20周年を迎えました。光文社新書の新刊、イベント情報ほか、既刊本のご紹介や連載をアップしていきます。お気に入りの一冊について書いていただいたnoteを収録するマガジン「#私の光文社新書」では、随時投稿をお待ちしています!

光文社新書

光文社新書の公式noteです。2021年10月17日に創刊20周年を迎えました。光文社新書の新刊、イベント情報ほか、既刊本のご紹介や連載をアップしていきます。お気に入りの一冊について書いていただいたnoteを収録するマガジン「#私の光文社新書」では、随時投稿をお待ちしています!

マガジン

  • 新刊情報【まとめ】

    毎月の新刊についての記事をまとめたマガジンです。なお、光文社新書では毎月16〜19日くらいに、5冊前後の新刊を発行しています。

  • 全文公開【まとめ】

    一冊まるまる公開、もしくは本の一部を全文公開している記事をまとめたマガジンです。すべて無料!

  • 「微笑みの国」タイの光と影

    タイ在住20年のライター、高田胤臣(たねおみ)が綴るタイ社会/タイ人のリアル。日常の小話から政治経済の情勢まで、家族も仕事もタイに根差してきたからわかる本質的なタイ事情を伝えます。

  • 馬場紀衣の「読書の森」

    書物の森は、つねに深いものです。林立する木々のあいだで目移りするうちに、途方に暮れてしまうことも珍しくないでしょう。新刊の若木から、自力では辿り着けない名木まで。日頃この森を渉猟しているライター・馬場紀衣さんの先導に添いながら、「読書の森」の深遠に分け入ってみませんか。

  • ChatGPTのすごさと危うさと by岡嶋裕史

    彗星のごとく現れ、良くも悪くも話題を独占しているChatGPT。新たな産業革命という人もいれば、政府当局が規制に乗り出すという報道もあります。いったい何がすごくて、何が危険なのか? 我々の生活を一変させる可能性を秘めているのか? ITのわかりやすい解説に定評のある岡嶋裕史さん(中央大学国際情報学部教授、政策総合文化研究所所長)にかみ砕いていただきます。ちょっと乗り遅れちゃったな、という方も、本連載でキャッチアップできるはず。お楽しみに! 毎週金曜18時更新予定です。

ウィジェット

  • 商品画像

    コミュ力は「副詞」で決まる (光文社新書)

    石黒 圭
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    再考 ファスト風土化する日本~変貌する地方と郊外の未来~ (光文社新書)

    三浦 展
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    阪神タイガースはなんで優勝でけへんのや? (光文社新書)

    喜瀬 雅則
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    会社のなかの「仕事」 社会のなかの「仕事」~資本主義経済下の職業の考え方~ (光文社新書)

    阿部 真大
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    山本五十六、最期の15日間~歴史に埋もれた「幻の3番機」~ (光文社新書)

    池田 遼太

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新刊情報【まとめ】

毎月の新刊についての記事をまとめたマガジンです。なお、光文社新書では毎月16〜19日くらいに、5冊前後の新刊を発行しています。

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  • 317本

髙津臣吾著『理想の職場マネージメント』よりプロローグ、目次を紹介

新刊はこちら。 既刊2点はこちら。 プロローグ  2022年の日本シリーズ、スワローズは2勝4敗1分でバファローズに敗れた。  悔しい。とにかく悔しい。その思いを抱えながら2023年のシーズンに突入しているのだが、日本シリーズで戦った7試合の内容をほとんど覚えていないのだ。日本一になった2021年のことはよく覚えているのだが――。  もちろん、第2戦で内山壮真が代打でスリーランを放ち、試合を振り出しに戻したことだとか、第3戦で1番に座った山田哲人が宮城大弥(ひろや)

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実際に授業に参加していた私が語る『東大生、教育格差を学ぶ』

はじめに私は2021年度後期に、本書のもととなった授業「教育格差入門―みんなで議論して新書をつくる」に参加していた(この授業に参加していたのが1年以上も前になるので、時の流れはあっという間である)。そのため、本書は私にとって授業ノートともなる。今回は、(かなり前なので忘れている部分も多々あると思うが)授業内容を振り返りつつ本書を読んだ感想を述べていきたい。 感想1.東大生とは何者? まず、本書に参加する学生は全員東大生である。東大生は、都市圏の進学校出身の割合が高く、また

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【光文社新書】2023年5月刊4冊の内容を3分で!

①石山恒貴『定年前と定年後の働き方』少子高齢化と長寿化の進行は人生100年時代と呼ばれる変化をもたらした。2021年の労働力人口は日本の職場の3割以上が55歳以上の労働者で占められていると調査は示す。最新の研究理論と実例から、個人と組織の在り方を捉え直す。 ②駒井稔『編集者の読書論』革命家はどんな本を読んでいたのか? 短編・自伝・児童文学から始める読書とは? 古典新訳文庫創刊編集長が綴る、なぜか次々と本が読みたくなるブックガイド。話題は古今東西の書店や出版社、作家、歴史的人

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「郵政破綻」は近い!? 巨大グループの「腐敗と本性」を徹底検証|藤田知也

裏切り者は「絶対に潰す」パンドラの箱を開けたのは、決死の思いで録音された1時間18分の音声データだった。 耳を澄ませば、オルゴールのようなBGMが流れている。そこにドスのきいた男の声がかぶさってきた。 62歳だった男は郵便局長として、〝裏切り者〟を捜していた。疑わしい配下の局長を郵便局の応接スペースに呼びつけ、身内の不正を本社に内部通報したことを自白させようとしている。 か細い呻き声も聞こえてくる。疑われた40代の男性局長が、「いえ」「そんな」と絞り出している――。これ

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全文公開【まとめ】

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  • 196本

髙津臣吾著『理想の職場マネージメント』よりプロローグ、目次を紹介

新刊はこちら。 既刊2点はこちら。 プロローグ  2022年の日本シリーズ、スワローズは2勝4敗1分でバファローズに敗れた。  悔しい。とにかく悔しい。その思いを抱えながら2023年のシーズンに突入しているのだが、日本シリーズで戦った7試合の内容をほとんど覚えていないのだ。日本一になった2021年のことはよく覚えているのだが――。  もちろん、第2戦で内山壮真が代打でスリーランを放ち、試合を振り出しに戻したことだとか、第3戦で1番に座った山田哲人が宮城大弥(ひろや)

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ジャック・アタリ氏推薦『田坂広志 人類の未来を語る』より「はじめに」と目次を公開!

土井英司さん の「ビジネスブックマラソン」でご紹介いただきました!  『TOPPOINT(トップポイント)』でも取り上げていただきました! はじめに 本書の生い立ちと読み方ジャック・アタリ博士からのメール 『田坂広志 人類の未来を語る』 この著書が生まれたきっかけは、 一通のメールであった。 2021年の4月9日、 フランスのミッテラン大統領の国家顧問や、 欧州復興開発銀行の初代総裁を務め、 現在、「欧州最高の知性」と呼ばれる思想家でもある、 ジャック・アタリ博士か

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喜瀬雅則さんの新刊『阪神タイガースはなんで優勝でけへんのや?』より序章と目次を公開!

序章 歴史──人生も記者生活も、思い出は阪神タイガースとともに 私がまだ小学生だった頃だから、1970年代後半、昭和なら50年代のことになる。 我が家のテレビの上には、細長い箱が載っけられていた。その「チューナー」がなければUHF局の電波を受信できず、番組を見ることができなかったのだ。 午後6時になると、そのダイヤルをぐるぐると回す。白黒の波がしばらく続いた後、画面には、甲子園球場の遠景が映し出される。 物心ついた時から、プロ野球中継といえば「サンテレビ」の阪神戦だった。 プ

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【練習問題②】:次の文章、「簡単に」よりもっとふさわしい副詞は?――言葉選びの楽しみとコツ|石黒圭『コミュ力は「副詞」で決まる』

前回(練習問題①)に続き、もう一つ、例を見ておきましょう。 「簡単に」でも意味は十分に通じますが、ほかによい言葉はないでしょうか。 「容易に」でもよさそうですが、「簡単に」よりよくなったかどうかは微妙です。 「やすやすと」や「苦もなく」も「簡単に」の意味ですが、ネガティブなこの文脈には合いません。 そこで、考えたいのは「たやすく」です。「たやすく」は「いとも」という程度副詞と相性がよく、セットで入れてみましょう。 壊れてほしくないものが「じつにもろ」く壊れてしまう

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「微笑みの国」タイの光と影

タイ在住20年のライター、高田胤臣(たねおみ)が綴るタイ社会/タイ人のリアル。日常の小話から政治経済の情勢まで、家族も仕事もタイに根差してきたからわかる本質的なタイ事情を伝えます。

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  • 29本

タイ人は保守的なのか新しいもの好きなのか、結局どっち?|「微笑みの国」タイの光と影 vol.28

これまでの連載はこちらから読めます↓↓↓ 外国人の観光客はいいが在住者は嫌い?  ボクの見てきた経験からいうと、タイ移住が続くか否かの最初の壁は3ヶ月目にあると思う。タイに慣れてきて、生活も落ち着いてきたときに、急にタイが嫌になってくる瞬間がある。タイ在住外国人の多くはタイでの暮らしが長ければ長くなるほど、タイが嫌いな時期と好きな時期が交互にやってくるのだ。ほかの国の長期滞在者にこういう症状はあるのだろうか。少なくともタイではこういう波に翻弄される人が少なくない。好きなと

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タイ人を雇ってもすぐに辞めちゃうと批判する前に|「微笑みの国」タイの光と影 vol.27

これまでの連載はこちらから読めます↓↓↓ タイと日本の社会人では根本的な感覚が違う  日本の外務省の発表では、タイにおける日本資本の企業は5,856社もあるという。最近人気のベトナムでも2,306社なので、タイは日系企業がかなり多い。表向きはタイ人の資本による日本人経営の企業もあるだろうし、日本人の長期滞在者でタイ企業や日本以外の外資企業に在籍している人もいるだろうから、タイで働いている日本人と何かしらの関係があるタイ人会社員はそれこそ10万人を余裕で超えるだろう。  

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タイ人にとっての「会社」「仕事」「働きがい」の意味|「微笑みの国」タイの光と影 vol.26

これまでの連載はこちらから読めます↓↓↓ 日本とは違う就活システム  タイも日本のように会社組織で働くということがだいぶ定着してきた。ただそれこそ1990年代の頃はまだ、大学生が卒業後に会社へ就職するというのはバンコクでの話であって、地方では自営業になるか、それに準じたような仕事をすることが普通だった。今のタイで安定した職種といえばエンジニアが筆頭で、工業なり、近年であればIT関連の知識を学ぶことで、会社員としてそれなりの給料をもらい続けることができると信じられている。

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タイの公務員は国民のために働いてはいない(第25回)

これまでの連載はこちらから読めます↓↓↓ 公務員はタイでも安定の就職先だが、その理由は日本と違う  タイも日本と同じで公務員は人気のある職種のひとつだ。ただ、その理由は日本と違う。  日本だと公務員は安定の職場という魅力があろう。給与は一般企業よりは多少低くとも、倒産などのリスクがない。タイの公務員も当然ながら一般企業よりは給与が低い。現時点での公務員の給与は4,870バーツ(約19.480円)から76,800バーツ(約307,200円)となっている。これには役職手当な

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馬場紀衣の「読書の森」

書物の森は、つねに深いものです。林立する木々のあいだで目移りするうちに、途方に暮れてしまうことも珍しくないでしょう。新刊の若木から、自力では辿り着けない名木まで。日頃この森を渉猟しているライター・馬場紀衣さんの先導に添いながら、「読書の森」の深遠に分け入ってみませんか。

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  • 10本

『街角さりげないもの事典』|馬場紀衣の読書の森 vol.10

世界は驚きに満ちている。それは、街角だって例外じゃない。わざわざバスや電車に乗って、大きな荷物をずるずるひきずりながら移動しなくたって、たとえば、洗濯洗剤を買いに行く道のりにも驚きが転がっている。手書きの看板や市の記念碑、電柱、高層ビルにだって新しい発見がある。もし、歩き慣れた通りに閃きを見いだせたなら。そこに隠された人間ドラマに気づけたなら。薬局への道だって、十分な旅行先になるかもしれない。 この本に登場するのは、つまるところ、そういう場所だ。身のまわりに普通に存在する、

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伊藤亜紗『どもる体』|馬場紀衣の読書の森 vol.9

人間というのは、ほんとうによくしゃべる生き物だと思う。動物や昆虫も音を出すけれど、人間ほどではない。 言葉を飲みこむ、という表現がある。もちろん私も幾度となく経験があるけれど、その度に飲みこんだ言葉が胃のなかをぷかぷか浮いているのを想像して可笑しくなってしまう。飲みこんだ言葉は、その後どこへ行くのだろう。つまるところ、人は口を閉じていても、しゃべってはいるのだ。時には、夢のなかですら、しゃべっている。そして話すという行為は、じつは複雑な運動の結果でもある。 肺から出た空気

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出口治明『ぼくは古典を読み続ける』|馬場紀衣の読書の森 vol.8

本書で紹介される「珠玉の5冊」は、以下の通り。ダーウィンの『種の起源』、プラトンの『ソクラテスの弁明』、ヴェルヌの『地底旅行』、ロックの『市民政府論』そして『歎異抄』。どれも一度は耳にしたことがある本ばかりだ。古典の名作としては、まずまずのセレクションといえよう。きっと、5冊にしぼるのに苦労されただろうなあ、と、想像できてしまう。ぜひ読んでほしいところだけれど、実際にページをめくったことのある人は、意外に少ないかもしれない。 紀元前399年。ソクラテスは青年に対して有害な影

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モラヴィア『同調者』(関口英子 訳)|馬場紀衣の読書の森 vol.7

「二十世紀最大の小説家」「実存主義文学の先駆」「イタリアの賢者」。こう書けば誰だって警戒して身構えてしまうにちがいなく、若い読者なら、いかにも人間的、リアリズム小説にありがちな辛辣な筆致をイメージするかもしれない。でも、出だしだけで読者を惹きつけてしまう『同調者』のような実力派の小説を読まずに敬遠するのは、もったいないと思う。 モラヴィアは多作なことでも有名で、60年以上もの作家人生のあいだ、絶え間なく読者を魅了し続けた。本書に添えられた訳者の「あとがき」によると、日本では

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ChatGPTのすごさと危うさと by岡嶋裕史

彗星のごとく現れ、良くも悪くも話題を独占しているChatGPT。新たな産業革命という人もいれば、政府当局が規制に乗り出すという報道もあります。いったい何がすごくて、何が危険なのか? 我々の生活を一変させる可能性を秘めているのか? ITのわかりやすい解説に定評のある岡嶋裕史さん(中央大学国際情報学部教授、政策総合文化研究所所長)にかみ砕いていただきます。ちょっと乗り遅れちゃったな、という方も、本連載でキャッチアップできるはず。お楽しみに! 毎週金曜18時更新予定です。

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  • 6本

誰がどうやって作ったのか?――ChatGPTの基礎知識⑥by岡嶋裕史

過去の連載はこちら 岡嶋さんの好評既刊 ChatGPTはここから始めることができます OpenAI  GPTシリーズはどのように作られたのだろう?  まず、作っているのはOpenAIである。名前からするととてもオープンな予感がする。実際非営利法人として登録されているが、OpenAI LPという子会社を持っていてこちらは営利組織である。  OpenAIを率いた面々も、サム・アルトマン、イーロン・マスク、ピーター・ティールと、一筋縄ではいかない人たちがそろっている。技

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ChatGPTはイノベーションと呼べるのか?――ChatGPTの基礎知識⑤by岡嶋裕史

過去の連載はこちら 岡嶋さんの好評既刊 ChatGPTはここから始めることができます ChatGPTはイノベーションと呼べるのか?――ChatGPTの基礎知識⑤by岡嶋裕史イノベーションの定義  では、GPT-4はイノベーションと呼べるのだろうか? 「イノベーション」の意味によるだろう。今どき、小学校の教室にお邪魔してもイノベーションの話をしている。大学生も大好きな単語だ。ビジネスパーソンとして疲れてくると、そろそろ嫌いになってくるかもしれない。  いずれにしろ、

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機械学習とディープラーニング〈第3次人工知能ブーム〉――ChatGPTの基礎知識④by岡嶋裕史

過去の連載はこちら 岡嶋さんの好評既刊 ChatGPTはここから始めることができます 機械学習とディープラーニング〈第3次人工知能ブーム〉――ChatGPTの基礎知識④by岡嶋裕史機械学習の登場  第3次ブームは鮮烈だった。  ブームを勃興させる原動力になったのは機械学習だ。  AIはルールによって動く。そこは間違いない。奇想天外な別の方法で動き出したわけではない。将来もそうかもしれない、AIが置換することを目指しているヒトの脳だって、何らかのルールに従って動いて

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第1次、第2次人工知能ブームを振り返る――ChatGPTの基礎知識③by岡嶋裕史

過去の連載はこちら 岡嶋さんの好評既刊 ChatGPTはここから始めることができます 第1次、第2次人工知能ブームを振り返る――ChatGPTの基礎知識③by岡嶋裕史1960年代の第1次ブーム  これまでAI界隈はブームを3回経験した。  第1次ブームは1960年代である。このとき、技術的な支柱になったのは推論や探索である。コンピュータに推論や探索を効率的に行わせるためのロジックやアルゴリズムが整備され、「おっ、この調子でいけば、いい線いけるのでは?」との期待が高まっ

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