光文社新書

光文社新書の公式noteです。2021年10月17日に創刊20周年を迎えました。光文社新書の新刊、イベント情報ほか、既刊本のご紹介や連載をアップしていきます。お気に入りの一冊について書いていただいたnoteを収録するマガジン「#私の光文社新書」では、随時投稿をお待ちしています!

光文社新書

光文社新書の公式noteです。2021年10月17日に創刊20周年を迎えました。光文社新書の新刊、イベント情報ほか、既刊本のご紹介や連載をアップしていきます。お気に入りの一冊について書いていただいたnoteを収録するマガジン「#私の光文社新書」では、随時投稿をお待ちしています!

マガジン

  • 『教養としてのパンク・ロック』by川崎大助

    『教養としてのロック名盤100』『教養としてのロック名曲100』(いずれも光文社新書)でおなじみの川崎大助さんの新連載が始まります。タイトルは「教養としてのパンク・ロック」。いろんな意味で、物議を醸すことは間違いありません。ただ、本連載を最後まで読んでいただければ、ご納得いただけるはずです。

  • 新書こそが教養!

    現代の日本社会では、多彩な分野の専門家がコンパクトに仕上げた「新書」こそが、最も厳選されたコンテンツといえます。この連載では、哲学者・高橋昌一郎が「教養」を磨くために必読の新刊「新書」を選び抜いて紹介します! 高橋先生のお名前にちなんで、「1」の日、毎月1、11、21日の更新です。

  • サッカースカウトが見る現場目線のフットボール

    イングランドで複数のプロサッカークラブのスカウトとして活動する田丸雄己さんが、スカウトの視点からフットボールの”今”を探求します。選手を見極めるコツ、各クラブで進むデータ活用、スカウトの日常や職探しの方法など、サッカー界の知られざるトピックが目白押しです!

  • 新刊情報【まとめ】

    毎月の新刊についての記事をまとめたマガジンです。なお、光文社新書では毎月16〜19日くらいに、5冊前後の新刊を発行しています。

  • 全文公開【まとめ】

    一冊まるまる公開、もしくは本の一部を全文公開している記事をまとめたマガジンです。すべて無料!

ウィジェット

  • 商品画像

    社会を変えるスタートアップ~「就労困難者ゼロ社会」の実現~ (光文社新書)

    小野 貴也
  • 商品画像

    教育大国シンガポール~日本は何を学べるか~ (光文社新書)

    中野 円佳
  • 商品画像

    エンタメ小説家の失敗学~「売れなければ終わり」の修羅の道~ (光文社新書)

    平山 瑞穂
  • 商品画像

    「おふくろの味」幻想~誰が郷愁の味をつくったのか~ (光文社新書)

    湯澤 規子

リンク

『教養としてのパンク・ロック』by川崎大助

『教養としてのロック名盤100』『教養としてのロック名曲100』(いずれも光文社新書)でおなじみの川崎大助さんの新連載が始まります。タイトルは「教養としてのパンク・ロック」。いろんな意味で、物議を醸すことは間違いありません。ただ、本連載を最後まで読んでいただければ、ご納得いただけるはずです。

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  • 32本

6:フェミニスト・パンクもオルタナティヴ・ロックも、ポストパンクが加速した——『教養としてのパンク・ロック』第32回 by 川崎大助

過去の連載はこちら。 第4章:パンクが死んでも、パンクスは死なない6:フェミニスト・パンクもオルタナティヴ・ロックも、ポストパンクが加速した かつて「女性」は主役になれなかった  多種多様なるポストパンクの動きのなかで、後世への影響という点で絶対に無視できないのが「女性アーティストの躍進」だ。たとえば2020年代の今日において、米英ポップ音楽界のメインストリーム領域で女性アーティストが大活躍しているのは「当たり前のこと」となっている。22年の11月には、ビルボードHOT

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5:過去から未来へ、ポストパンクが「バトン」をつないだ——『教養としてのパンク・ロック』第31回 by 川崎大助

過去の連載はこちら。 第4章:パンクが死んでも、パンクスは死なない5:過去から未来へ、ポストパンクが「バトン」をつないだ 「ネオ」ゴシック(Gothic)  2トーンによって引き起こされたスカ・リヴァイヴァル・ブームの「2トーン以外のバンド」は、ときに日本で「ネオ・スカ」と呼ばれることがある。どうやら日本人は、「Neo」という接頭語がとても好きな様子なのだ。だからポール・ウェラー率いるザ・ジャムが牽引したモッド・リヴァイヴァルは、日本では「ネオ・モッズ」と総称された。そ

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4:群雄割拠するポストパンク水滸伝の大河から「永遠に新しいアイデア」が生まれた——『教養としてのパンク・ロック』第30回 by 川崎大助

過去の連載はこちら。 第4章:パンクが死んでも、パンクスは死なない4:群雄割拠するポストパンク水滸伝の大河から「永遠に新しいアイデア」が生まれた  パンク・ロックという「ビッグ・バン」から生じたさまざまな星系のなかで、じつは、最も豊かな遺産を継承していった系譜が、この「ポストパンク」だった。文字通り「パンク後の前進的ロック音楽」の見取り図の大半が、ポストパンクのなかにあった。なぜならば「抑圧からの解放者」としてのパンクの遺伝子を、最もストレートに継承していたとも言えたから

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3:百花繚乱のハードコアが、次々に「変異」する。パンクは筋肉系になる——『教養としてのパンク・ロック』第29回 by 川崎大助

過去の連載はこちら。 第4章:パンクが死んでも、パンクスは死なない3:百花繚乱のハードコアが、次々に「変異」する。パンクは筋肉系になる Oi!(オイ!)  ハードコア・パンクの音楽面での直接的ルーツとなったのは、まずはOi!(オイ!)だった。シャム69、エンジェリック・アップスターツ、そしてなにより「最初にOiと呼ばれた」バンド、コックニー・リジェクツ――彼らのナンバー「Oi! Oi! Oi!」などから、このサブジャンル名が生まれた。この曲はもちろん、歌の一番おいしいと

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新書こそが教養!

現代の日本社会では、多彩な分野の専門家がコンパクトに仕上げた「新書」こそが、最も厳選されたコンテンツといえます。この連載では、哲学者・高橋昌一郎が「教養」を磨くために必読の新刊「新書」を選び抜いて紹介します! 高橋先生のお名前にちなんで、「1」の日、毎月1、11、21日の更新です。

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  • 88本

【第88回】そもそも「大東亜共栄圏」とは何だったのか?

大東亜共栄圏は大日本帝国の「アジア支配構想」!1945年4月、大日本帝国の大本営は『国民抗戦必携』を発行して、国民に配布した。「敵が上陸してきたら国民はその土地を守って積極的に敵陣に挺身切込みを敢行し、敵兵と激闘し、これを殺し、また兵器弾薬に放火したり、破壊して軍の作戦に協力しなければならない」という「抗戦命令」である。 この『国民抗戦必携』には、「白兵戦の場合は竹槍で敵兵の腹部を狙って一突きに」とか、「背の高いヤンキーと戦うには、刀や槍をあちこちにふりまわしてはならない。

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【第87回】アメリカの「メタ・ソフトパワー」とは何か?

プーチンを褒め称えるトランプ2022年2月21日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が、ウクライナ東部の領土を「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」という2国家として承認し、ロシア軍をその地域に派遣すると発表した。プーチンは、この軍隊派遣は親ロシア派住民を守るための「平和維持活動」だと宣言した。   その翌日22日、プーチンの発表を知ったアメリカ合衆国前大統領のドナルド・トランプは、「これは天才だ(This is genius)」と叫び、プーチンがその地域の「独立

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【第86回】なぜ過酷な環境に生きる「高山植物」が美しいのか?

研究人生を「高山植物」に捧げた植物学者高校時代の夏休み、京都大学熊野寮の先輩の部屋に何度か泊めてもらった。同室の学生が帰省している間、空いたベッドを使わせてもらったわけである。当時の寮は、玄関から入るとすぐに管理人室があったが、この京大職員の管理人は朝から夜まで寮生たちと将棋を指していて、部外者の出入りをまったく見ていなかった。A棟・B棟・C棟と分かれていて、どれかの棟は「中核派の巣」だから近寄るなと注意された記憶がある。実に長閑な時代だった(笑)。   その先輩たちと一緒に

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【第85回】無名兵士にとって「戦争」とは何か?

「戦死」ではなく「水死・病死・餓死」1942年(昭和17年)6月、大日本帝国海軍は、すでに日本の暗号を解読して待ち伏せしていたアメリカ海軍機動部隊にミッドウェー海戦で大敗した。航空母艦4隻(赤城・加賀・蒼龍・飛龍)が沈没し、艦載機約290機全機を失うという致命的な作戦の失敗だったが、大本営はその事実を隠蔽した。   8月にはソロモン諸島のガダルカナル島にアメリカ軍の海兵隊が上陸を開始し、圧倒的な戦力で日本の陸軍を追い詰めた。ソロモン沖海戦で敗れた日本は補給輸送することもできず

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サッカースカウトが見る現場目線のフットボール

イングランドで複数のプロサッカークラブのスカウトとして活動する田丸雄己さんが、スカウトの視点からフットボールの”今”を探求します。選手を見極めるコツ、各クラブで進むデータ活用、スカウトの日常や職探しの方法など、サッカー界の知られざるトピックが目白押しです!

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  • 3本

サッカースカウトの日々の仕事|vol.2

スカウトの仕事を一言で表すと…… 「サッカーのスカウトをしているんです」と自己紹介をすると、「プロの選手じゃなかったのに選手のスカウトができるとですか!?」と自分の地元では言われることが多い。これは煽っているとか嫌味を言っているわけではなく、単純な疑問として聞いているのだろう。普段フットボールに関わってない人からすると、スカウトってプロの選手だった人しかできないんじゃないか?ぐらいの認識だろう。もしくはスカウト=元プロが引退後にする仕事。それくらい、スカウトの仕事は認知され

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サッカー好きが高じてイングランドでプロのスカウトになるまで|vol.1

サッカー少年、スカウトになる 2002年からサッカーが好きだ。日本サッカー界にとっては日韓ワールドカップが開催され、初めて日本代表がW杯ベスト16に進出した歴史的な年。自分にとっては初めてサッカーチームに加入した、初めてプロの試合をスタジアムで観戦した、初めて日本代表戦を見た、サッカー人生のスタートと言える年である。 ただ、実は一番影響が大きかったのはスポーツオーソリティで父親に買ってもらった2001-2002チャンピオンズリーグダイジェストだ。いまサッカーに対して抱く愛

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【新連載予告】サッカースカウトが見る現場目線のフットボール|vol.0

こんにちは、編集部の高橋です。 光文社新書noteでは今週から新連載をスタートします! サッカースカウトが見る現場目線のフットボール書き手:田丸雄己 タイトルの通り、サッカーに関する連載です。 書き手の田丸さんはイングランド(ストークFC)とスコットランド(マザーウェル)で働く現役のプロスカウト! スカウトって漫画や映画などを通じてイメージだけ膨らみがちですが、その実何をやっているのかほとんど知られていません。この連載では、田丸さんの仕事内容やキャリア形成などからスカウ

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新刊情報【まとめ】

毎月の新刊についての記事をまとめたマガジンです。なお、光文社新書では毎月16〜19日くらいに、5冊前後の新刊を発行しています。

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  • 302本

島村菜津さんの新刊『世界中から人が押し寄せる小さな村~新時代の観光の哲学』より「まえがき」「目次」を公開します!

 まえがき――増える廃村と空き家 イタリア半島は、島国である日本のほぼ五分の四の大きさだ。そこには現在、約七〇〇万戸(二〇一一年 国立統計局調べ)の空き家が存在しているという。さらに、中山間地に位置する五六七二の市町村に絞れば、空き家の数は、だいたい二〇〇万戸になるそうだ。そして完全に人が住まなくなってしまった廃村は、同年のフィレンツェ大学の調査によれば、一八四村だという。  一方、日本の空き家は、二〇一八年の総務省の調べによれば約八四六万戸で、空き家率は一三・六%と過去最

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お金の増やし方、ではなく、価値ある使い方を学ぶ……新刊『お金の賢い減らし方』(大江英樹著)まえがき・目次公開

『90歳までに使い切る お金の賢い減らし方』はじめに まずは本書を手に取っていただいたみなさん、そして本書を買ってくださったみなさん、誠にありがとうございます。 本書のテーマは「お金」です。 およそ世の中には、お金に関する本が山のように出ていますが、基本、種類は2つしかありません。 1つは「お金の増やし方」に関する本です。これはじつにいろいろなタイプの本がさまざまな著者によって出版されています。世の中に出ているお金の本は、そのほとんどがこのタイプ(お金の増やし方)の本と

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イーロン・マスク、ジェフ・ベゾスはなぜ宇宙を目指すのか!? 「宇宙ビジネス」を展望する

 想像してみてください。宇宙ビジネスが花開いている近未来を。 「はやぶさ2」がサンプルを持ち帰った、小惑星「リュウグウ」丸ごとに対して、ネット上で12兆円もの高値がつき、月の土地が1万円以下で売りに出され、3Dプリンタでロケットが製造され、宇宙ホテルの試験機が軌道上を回り、NASAの入札で勝ち上がった民間ベンチャーが月への貨物輸送を受注し、衛星の監視データから誰も知らない情報を得た投資ファンドが金融市場で大儲けをし、政府予算の役割が縮小して宇宙ビジネス市場全体の4分の3が既

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【光文社新書】2023年2月刊4冊の内容を3分で!

①筒井淳也『数字のセンスを磨く』私たちは数字に取り囲まれて日々を送っている。だが、数字をきちんと理解し、数字ときちんと向き合えていると言えるだろうか。計量社会学者(立命館大学教授)が、現代社会に欠かせない「数字との付き合い方」を示す。 詳しくはこちら ②高橋祐貴『追跡 税金のゆくえ』黙認される一般社団法人を介した“中抜き”、不透明な五輪予算、時に孫の小遣いとなる中山間地域の助成金——。私たちが納めた税金は一体どのように使われているのか。気鋭の若手新聞記者が約3年間にも及ぶ

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全文公開【まとめ】

一冊まるまる公開、もしくは本の一部を全文公開している記事をまとめたマガジンです。すべて無料!

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  • 190本

島村菜津さんの新刊『世界中から人が押し寄せる小さな村~新時代の観光の哲学』より「まえがき」「目次」を公開します!

 まえがき――増える廃村と空き家 イタリア半島は、島国である日本のほぼ五分の四の大きさだ。そこには現在、約七〇〇万戸(二〇一一年 国立統計局調べ)の空き家が存在しているという。さらに、中山間地に位置する五六七二の市町村に絞れば、空き家の数は、だいたい二〇〇万戸になるそうだ。そして完全に人が住まなくなってしまった廃村は、同年のフィレンツェ大学の調査によれば、一八四村だという。  一方、日本の空き家は、二〇一八年の総務省の調べによれば約八四六万戸で、空き家率は一三・六%と過去最

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お金の増やし方、ではなく、価値ある使い方を学ぶ……新刊『お金の賢い減らし方』(大江英樹著)まえがき・目次公開

『90歳までに使い切る お金の賢い減らし方』はじめに まずは本書を手に取っていただいたみなさん、そして本書を買ってくださったみなさん、誠にありがとうございます。 本書のテーマは「お金」です。 およそ世の中には、お金に関する本が山のように出ていますが、基本、種類は2つしかありません。 1つは「お金の増やし方」に関する本です。これはじつにいろいろなタイプの本がさまざまな著者によって出版されています。世の中に出ているお金の本は、そのほとんどがこのタイプ(お金の増やし方)の本と

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「日本一の頭脳」たちはどこから集うのか|小林哲夫

東大=日本一の大学 政治家、官僚、一部上場企業の社長、最先端分野の研究者などには、東京大学出身者がズラリと並ぶ。なるほど、東大は日本の社会を担ってきた側面がある。かつて役所や自治体の統合再編が進んでも、NTTや国鉄の分割民営化が行われても、東大は安泰だった。国立大学は法人化で経営戦略を立てなければならなくなっても、競争的資金獲得など予算配分や、人的資源は東大に一極集中しており、ブランド力を十分に発揮している。  こうして国内では盤石に見える東京大学には、たくさんの学生を送り

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増税気運が高まるかたわらで、放置されている約8.3兆円もの税金|高橋祐貴

放置される8.3兆円 基金は本来、必要額が見込みにくい事業のために設置されるものだ。その年度の支出(歳出)はその年度の収入(歳入)で賄う「単年度主義」に基づく一般会計予算と異なり、複数年度にわたって柔軟に資金を拠出できるメリットがある。  一方で、基金は国会によるチェック機能が働きにくい。その年に必要な事業を計上する一般会計予算の審議が優先されるためだ。ニーズが変化しても単年度予算のように毎年見直しが行われるわけではないため、制度設計もアバウトになる傾向があるように思える。

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