光文社新書
#勝手に社内リレーPLAYBACK
光文社新書のTwitterで月〜金につぶやいている「#勝手に社内リレー」を厳選プレイバックしていきます。「サザエさん」と同じ毎週日曜18:30に読書の楽しさをお届けできたらと思います!
光文社新書の人びと
新書編集部に在籍する8名が書いたnoteをまとめたマガジンです。部員がどんな人であるか、どんな本をつくっているのか、記事からちょっとした横顔がのぞけます。たまに、光文社新書に関わる別部署の社員も登場します。

なぜGAFAはわずか30年で世界のトップ企業となりえたのか|山根節 牟田陽子『なぜ日本からGAFAは生まれないのか』
第二の波〈産業革命〉の勝者・日本あらためてGAFAと日本企業を市場が評価する価値で比較してみよう。 株式時価総額ではGAFA4社の合計額(2022年3月末時点、約770兆円)は、日本の上場企業全社の時価合計(700兆円前後)をはるかに超えている。世界トップはアップル(330兆円超)であり、4位アルファベット(グーグル)、5位アマゾン、そして9位がメタ(フェイスブック)だ。3位のマイクロソフトを加えてGAFAMが世界のトップランナーとなる一方で、ランキング・トップ100位以内
駒井稔「編集者の読書論」
読者と同じ立ち位置である編集者ならではの気取らぬ読書論を、雑誌や古典新訳文庫の編集者として活躍してきた駒井稔が、エッセイ風に綴ります。「8歳から80歳までの本好きの方々に贈る、とっておきのブックガイド」。話題は日本だけでなく、海外の書店や出版社、編集者、作品へと縦横無尽に広がる予定です。読みたい本との素敵な出会いがありますように。

革命家はどんな本を読んでいたのか、小説家・哲学者は…【第5回】世界の読書論:毛沢東、モーム、ミラー、ヘッセ、ショーペンハウアー|駒井稔
毛沢東の読書論 前回までは3回にわたり「世界の〈編集者の〉読書論」をご紹介してきました。かわって今回は、前回の最後に予告しました通り、魅力的な「世界の読書論」をご紹介したいと思います。 まずご紹介するのは、ある革命家の読書論です。「世界の読書論」と銘打っておいて、革命家の読書論から始まるとは、と驚いたかもしれません。 しかし、これが本当に興味深いのです。革命家の名前は毛沢東。もう若い世代には、歴史上の人物として認識されているのではないかと思います。いいえ、それどころか、

時代を動かし、時代に翻弄される編集者たち……【第4回】世界の編集者の読書論(3)――アメリカ、イギリス|駒井稔
イギリスのパーティでの思い出 出版における最大のマーケットは英語圏ですが、その英語圏であるイギリスとアメリカの「出版社回り」は、翻訳に携わる編集者であれば必ずすべき仕事であることはすでに書きました。ブックフェアに参加するだけでなく、出版社や版権エージェントのオフィスを訪問して、これから刊行される本の説明を聞くのです。 印象に残っているのが、出版社で開かれるパーティです。日本の出版界のパーティはホテルなどで開催されることが多いのですが、欧米では、自社の広い部屋を開放して、ケ

戦時下に、編集者たちがあらゆる手で世に送り出した本とは……【第3回】世界の編集者の読書論(2)――フランス、ドイツ|駒井稔
著者に寄り添い、あるいは対峙しつつも、読者と同じ立ち位置の存在でもある編集者ならではの気取らぬ読書論を、雑誌編集者として、また古典新訳文庫の編集者として長年活躍してきた駒井稔が、エッセイ風に綴ります。 「8歳から80歳までの本好きの方々に贈る、とっておきのブックガイド」 話題は日本だけでなく、海外の書店や出版社、編集者、作品へと縦横無尽に広がる予定です。肩の力を抜いてどうぞお楽しみください。 第3回:世界の編集者の読書論(2) アフリカ人作家の突然の訪問 ある日の午後

編集者が贈る「無性に本が読みたくなる」ブックガイド:【第2回】世界の編集者の読書論(1)――ロシア、フランス|駒井稔
著者に寄り添い、あるいは対峙しつつも、読者と同じ立ち位置の存在でもある編集者ならではの気取らぬ読書論を、雑誌編集者として、また古典新訳文庫の編集者として長年活躍してきた駒井稔が、エッセイ風に綴ります。 「8歳から80歳までの本好きの方々に贈る、とっておきのブックガイド」 話題は日本だけでなく、海外の書店や出版社、編集者、作品へと縦横無尽に広がる予定です。肩の力を抜いてどうぞお楽しみください。 第2回:世界の編集者の読書論(1) 「トルストイを読みたまえ」 文芸評論家の
コトバのチカラ
ページをめくっていると、何度も読み返したくなる一節に出会うことがあります。それは時に、その一冊を凝縮したかような力をもった言葉でもあります。光文社新書のラインナップの中から選りすぐりの「一節」をご紹介していく連載です。毎週土曜更新。Twitterでも毎日アップしています!