光文社新書
数々の極地・僻地に赴き、想像を超える景色に出会ってきたネイチャー・フォトグラファーの上田優紀さん。ときにはエベレスト登山に挑み、ときにはウユニ塩湖でテント泊をしながら、シャッターを切り続けてきました。振り返れば、もう7大陸で撮影してきているかも!? そこで、本連載では上田優紀さんのこれまでの旅で出会った、そして、これからの旅を通して出会う、7大陸の数々の絶景を一緒に見いきます。まだ見ぬ景色を求めて——。いざ出発!
知的刺激に満ちた必読の新刊「新書」を選び抜いて紹介。あらゆる分野の専門家がコンパクトに仕上げた新書で、多種多彩な世界に「視野」を広げます。
毎月の新刊についての記事をまとめたマガジンです。なお、光文社新書では毎月16〜19日くらいに、5冊前後の新刊を発行しています。
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人生は辛い。未来への不安は消えない。世の中って甘くない。 けれども、そんな日々の中にだって「幸せ」は存在する。 いつでもどこでも、美味しいお酒とつまみがあればいい――。 混迷極まる令和の飲酒シーンに、颯爽と登場した酒場ライター・パリッコが、「お酒にまつわる、自分だけの、つつましくも幸せな時間」について丹念に紡ぐ飲酒エッセイ、待望の連載再開!
【イベント告知】 3月1日19時30分より、岩尾俊兵さん×斎藤幸平さんの対談イベント「経営学vs.マルクス主義!!」がジュンク堂書店池袋店にて開催されます。オンライン視聴も可能です。以下のページよりぜひお申し込みください! https://online.maruzenjunkudo.co.jp/products/j70019-240301
「ストレス」に晒される人間「見ればただ 何の苦もなき 水鳥の 足に暇なき 我が思いかな」という歌がある。「一見すると、水鳥は何の苦労もなく水面に浮いてスイスイと泳いでいるように映るが、水面下では足ヒレをひっきりなしに動かしている。それと同じように、私は気楽に生きているように映るかもしれないが、実は私は他人から見えない部分で苦労して生きているのだ」といった趣旨であろう。徳川家康の孫であり「水戸黄門」で知られる水戸藩主・水戸光圀の作と伝えられている。 興味深い観察だが、最後の部
消えた10万円 生成AIを活用できるかできないかが、運命の分かれ道……。そんな空気が高まっている中、インスタに流れてくる「ChatGPTセミナー」のURLをついクリックしてしまいます。2020年のコロナ禍に、手に職をつけなければと焦燥感に駆られた感覚が蘇ります。データサイエンティストに憧れて「データサイエンススクール」に10万円(全国民に配られた給付金)を入金したけれど、結局何も身に付かなかった件の再来かもしれません。 いっぽうで、今回の生成AI活用術はデータサイエンス以
博士課程難民・法曹難民・海外留学帰国難民ミシガン大学大学院に留学していた頃、同期で最も優秀だった院生がジム・ジョイスである。彼は私と同じように学部で数学と哲学を専攻し、10年かけて哲学博士号を取得して、現在はミシガン大学の哲学・統計学の教授になっている。 ミシガンで哲学博士号を取得するためには、11のプログラム・ユニットを完結し、6つの専門分野試験に合格して、博士論文を完成させ、5人の権威者で構成される学位審査試問に合格しなければならない。順調でも8年はかかるカリキュラムで
誰もが知る女優が死後、「無縁遺骨」に――。 2022年7月に亡くなった女優・島田陽子さんの最期は多くの人に衝撃を与えた。 島田さんと言えば、日本人初のゴールデングローブ賞の主演女優賞を受賞し、その後、国内だけでなくハリウッドでも活躍。そんな大女優にふさわしからぬ報道がなされたのは、死後すぐのことだった。 「遺体の引き取り手がいない」「遺体はそのまま渋谷区の施設に安置されている」「自治体によって火葬された」――。 さまざまな報道から明らかになったのは、亡くなる3年前に直腸が
え? 実家? その店に訪れたのは数日前なんですが、いまだに興奮冷めやらずにいる。そんな酒場に、またまた出会ってしまったんです。 先日、神奈川県相模原市にある妻の実家に車で帰省した時のこと。ある道路沿いに、でっかく「実家」と書かれた1軒の建物があったのが見えたんですよ。その時は運転中だったので写真を撮ることもできず、ただ心のなかで「誰のだよ」と思いながら通り過ぎるばかりだったんですが、どうも気になる。気になりつつ、妻の実家(ややこしい)に到着して、ひとまずくつろがせてもらって