光文社新書
数々の極地・僻地に赴き、想像を超える景色に出会ってきたネイチャー・フォトグラファーの上田優紀さん。ときにはエベレスト登山に挑み、ときにはウユニ塩湖でテント泊をしながら、シャッターを切り続けてきました。振り返れば、もう7大陸で撮影してきているかも!? そこで、本連載では上田優紀さんのこれまでの旅で出会った、そして、これからの旅を通して出会う、7大陸の数々の絶景を一緒に見いきます。まだ見ぬ景色を求めて——。いざ出発!
知的刺激に満ちた必読の新刊「新書」を選び抜いて紹介。あらゆる分野の専門家がコンパクトに仕上げた新書で、多種多彩な世界に「視野」を広げます。
毎月の新刊についての記事をまとめたマガジンです。なお、光文社新書では毎月16〜19日くらいに、5冊前後の新刊を発行しています。
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人生は辛い。未来への不安は消えない。世の中って甘くない。 けれども、そんな日々の中にだって「幸せ」は存在する。 いつでもどこでも、美味しいお酒とつまみがあればいい――。 混迷極まる令和の飲酒シーンに、颯爽と登場した酒場ライター・パリッコが、「お酒にまつわる、自分だけの、つつましくも幸せな時間」について丹念に紡ぐ飲酒エッセイ、待望の連載再開!
光文社新書5月刊好評発売中 『編集者の読書論』 『理想の職場マネージメント』 2冊が発売たちまち重版です!!
「日本のいちばん長い日」1936年(昭和11年)2月26日午前5時、陸軍大尉・安藤輝三の指揮する一隊が侍従長官邸を襲撃した。侍従長・鈴木貫太郎は、兵隊から頭・肩・左脚・左胸の四カ所を撃たれて倒れた。血の海になった八畳間に安藤が現れると、下士官が「中隊長殿、とどめを」と言った。安藤が軍刀を抜くと、部屋の隅で兵隊に押さえ込まれていた妻・たかが「お待ちください」と叫び、「老人ですからとどめは止めてください。どうしても必要というなら私が致します」と言った。安藤は頷いて軍刀を収め、「鈴
人間というのは、ほんとうによくしゃべる生き物だと思う。動物や昆虫も音を出すけれど、人間ほどではない。 言葉を飲みこむ、という表現がある。もちろん私も幾度となく経験があるけれど、その度に飲みこんだ言葉が胃のなかをぷかぷか浮いているのを想像して可笑しくなってしまう。飲みこんだ言葉は、その後どこへ行くのだろう。つまるところ、人は口を閉じていても、しゃべってはいるのだ。時には、夢のなかですら、しゃべっている。そして話すという行為は、じつは複雑な運動の結果でもある。 肺から出た空気
過去の連載はこちら 岡嶋さんの好評既刊 ChatGPTはここから始めることができます ChatGPTはイノベーションと呼べるのか?――ChatGPTの基礎知識⑤by岡嶋裕史イノベーションの定義 では、GPT-4はイノベーションと呼べるのだろうか? 「イノベーション」の意味によるだろう。今どき、小学校の教室にお邪魔してもイノベーションの話をしている。大学生も大好きな単語だ。ビジネスパーソンとして疲れてくると、そろそろ嫌いになってくるかもしれない。
①石山恒貴『定年前と定年後の働き方』少子高齢化と長寿化の進行は人生100年時代と呼ばれる変化をもたらした。2021年の労働力人口は日本の職場の3割以上が55歳以上の労働者で占められていると調査は示す。最新の研究理論と実例から、個人と組織の在り方を捉え直す。 ②駒井稔『編集者の読書論』革命家はどんな本を読んでいたのか? 短編・自伝・児童文学から始める読書とは? 古典新訳文庫創刊編集長が綴る、なぜか次々と本が読みたくなるブックガイド。話題は古今東西の書店や出版社、作家、歴史的人
裏切り者は「絶対に潰す」パンドラの箱を開けたのは、決死の思いで録音された1時間18分の音声データだった。 耳を澄ませば、オルゴールのようなBGMが流れている。そこにドスのきいた男の声がかぶさってきた。 62歳だった男は郵便局長として、〝裏切り者〟を捜していた。疑わしい配下の局長を郵便局の応接スペースに呼びつけ、身内の不正を本社に内部通報したことを自白させようとしている。 か細い呻き声も聞こえてくる。疑われた40代の男性局長が、「いえ」「そんな」と絞り出している――。これ